【ストーリー】
暴力団組長武藤(國村隼)は、妻のしずえ(友近)の出所を10日後に控え、焦っていた。しずえは、武藤を襲おうと自宅を襲撃した敵対組織のヒットマンを全滅させ、過剰防衛で10年間刑務所に入っていたのだ。武藤は、妻の出所祝いに、ひとり娘で女優のミツコ(二階堂ふみ)の初主演映画が公開されると話していた。ところが、ミツコは撮影現場から男と逃走。映画会社を首になったミツコのため、武藤は自分たちで映画を作ろうと決意する。
男に逃げられたミツコは通りがかりの純朴な青年公次(星野源)に1日だけ恋人のふりをしてくれと頼み込む。だが、武藤の手下に2人ともつかまり、公次は殺されかける。機転を利かせたミツコは、公次が映画監督で、自分が主演の大傑作を計画中だと嘘を付き、喜んだ武藤は直ちに映画作りに着手するよう命じるが、公次は映画など作ったこともない。
ボンクラな映画少年がそのまま大人になった平田(長谷川博己)は、映画史に名を残す大傑作の監督になるのが夢だった。しかし、その夢を果たせないまま、年だけを重ねていった。偶然、平田を知った公次は、彼に映画作りを頼む。平田はなんと、武藤組と敵対組織の池上組の抗争を撮影して、ミツコ主演の映画にしようと計画。しかも、池上組長(堤真一)は、だれにも内緒にしていたが、女優ミツコの大ファンだった。かくして、出演者もスタッフもみんなヤクザで、本物の殺し合いを撮影するというとんでもない映画作りが始まった。
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