社会で生きずらい若い2人が家族団らんというアメリカ的価値観の建前に中指を突き立てるシニカルな青春映画。登場人物が皆いらっとさせてくるなか、線路から外れた人が息苦しいのはどの国でも一緒だと思ってしまいました。
作品情報 2020年アメリカ映画 監督:アダム・レーマイヤー 出演:カイル・ガルナー、エミリー・スケッグズ、グリフィン・グラック 上映時間:106分 評価★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2021年劇場鑑賞223本
【ストーリー】
アメリカの田舎町。パンクロッカーのサイモン(カイル・ガルナー)は、レコーディング費用のバイトで治験をうけて体がめためたになる。同じ治験を受けたベス(ハンナ・マークス)と意気投合し、彼女の家に招かれるが、欲求不満だったべスの母親ベティ(リー・トンプソン)から誘惑されたうえ、見つかったら性犯罪者扱いされてしまう。怒ったサイモンは家に火をつけて逃走する。
警察に追われたサイモンは、偶然短大時代の同級生パティ(エミリー・スケッグズ)に助けられる。彼女は小太りでどんくさいことから周囲からいじめにあっていた。そんなパティの家にかくまわれることになったのだが、実はパティは覆面シンガー、ジョンQの熱狂的なファン。ジョンQとサイモンが同一人物だということも知らずに…
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