2014年01月28日

ウォールフラワー

 「ライムギ畑でつかまえて」の再来、というキャッチフレーズにひかれていったら、これ何てラノベ?という感じ。原作者が監督・脚本を担当しているだけあって、思い切った改変もできなかったと推察されます。

 作品情報 2012年アメリカ映画 監督:スティーヴン・チョボスキー 出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー 上映時間:103分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所品川プリンスシネマ 鑑賞日1月15日 2014年劇場鑑賞9本目

 【ストーリー】
 友達のいない孤独な少年チャーリー(ローガン・ラーマン)は、高校入学早々にスクールカースト最下位に位置づけられ、目立たないように息を潜める毎日。しかし、学校の先輩で奔放なパトリック(エズラ・ミラー)、サム(エマ・ワトソン)兄妹と知り合ったことから、そんな生活が一変する。

 初めて知る友情、そして恋。だが、チャーリーの過去の秘密の傷が、事態を大きくかえることになる。

 【感想】
 ぼっちな少年が、おなじようなはみ出しものの少女と惹かれあう話だと思ったら、ぼっちなのは最初だけ。先生にも評価されるし、女の子にはもてるし、家族みんな仲良しだし、ホームパーティーだの、麻薬だの、イケイケの高校生活を送ってるじゃないか。本当に切ない青春というのは、アニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」みたいのものをいうんだ!もこっちに謝れ!!

 過去の傷というのも映画ではわかりにくいけれど、原作のほうはもっとずばっとした描写だそうで、これは監督が映画向けにマイルドにしたのか、エマ・ワトソンというビッグネームの意向なのか(彼女が脚本を気に入って出演を熱望した)。エマはアメリカの女子高生を体当たりで演じていただけに、もったいなかった。

 でもそれを含めて冴えない青春を送った僕からすると、チャーリーの高校生活はうらやましい限り。そういう意味では、自分が体験できなかった青春の謳歌をスクリーンでみせてもらったから感謝しなければならないのかもしれません。また、80年代の音楽のオンパレードや、カセットテープにダビングして好きな子にプレゼントするなどという、おじさんの心にぐさりとくるような描写にはもだえました。ロッキー・ホラー・ショーを劇場で見ながらみんなで踊りまくるとかもうらやましい。

 主演のローガン・ラーマンはアクション映画の主役が続いていたけど本作では、心に傷を負った冴えない少年を好演。まさに寄り添いたくなりました。エマ・ワトソンはハリポタだけで終わってほしくないですねえ。本作のような青春映画にどんどん出演してもらいたい。ニーナ・ドブレフ、メイ・ホイットマンといった次代を担いそうな青春スターがでているほかチャーリーの国語教師のポール・ラッドが渋い演技を見せています。なお、技術教師は特殊効果アーティストのトム・サヴィーニが扮しており、思わず笑ってしまいました。


原作はこちら


 エマ・ワトソンといえばハリー・ポッター。賢者の石のころはかわいかったのが、いまは美少女俳優に順当に成長しています。



 米国の青春小説といえばやはりこれですよね。
posted by 映画好きパパ at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(10) | 2014年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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