作品情報 2013年米国映画 監督: ジェフ・ワドロウ 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ジム・キャリー 上映時間:103分 評価★★★(五段階)鑑賞場所TOHOシネマズ錦糸町 鑑賞日2月22日 2014年劇場鑑賞30本目
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【ストーリー】
ヒーローにあこがれ、コスプレで正義の味方キックアスとなったオタク高校生デイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)と殺し屋美少女ヒットガールことミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)の活躍でギャングを壊滅してから3年。いったん正義の味方活動を休止した2人だが、町の犯罪を憂慮して、再び正義の味方の活動を始める。
しかし、ミンディの父親代わりのマーカス刑事(モリス・チェスナット)から普通の女子高生になるように説得されたミンディは、また正義の味方を引退。一方、デイヴは同じようにヒーローコスチュームで町の平和を守ろうとする同士と集まり、リーダーのストライプス大佐(ジム・キャリー)のもとに集まる。そのころ、キックアスたちに恨みを持つ、ギャングの息子、クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は、マザーファッカーと名乗る悪のコスプレを身につけ、世界各国から殺し屋を招集した。果たして町の平和はどうなるのか。
【感想】
悪くはないけれど、普通のアメコミ映画になっちゃいました。ヒーローの苦悩とか今の流行ですしね。何て言っても第一弾は、小学生のヒットガールが悪者をばっさばっさと殺していったのが衝撃、かつ魅力的だったのだけど、本作は彼女が成長した分、よくあるストーリーに落ちてしまいましたし、流血量も想像よりかなり少なかった。たとえば、クライマックスを前作と今作と比べると、流血量のなさというのはかなりマイナスになってしまいました。
また、普通の女の子になりたいミンディが、高校で彼女がビッチたちにいじめられるというのは、「キャリー」を見て間もないから新鮮味がなかった(復讐方法は笑えましたが)など、モリッツが美少女なだけに、同じような役柄がすぐに思い浮かべられるというのは欠点なのかもしれません。
一方、ストライプス大佐のエピソードや、デイヴの家族の物語も、悪い話ではないのだけれど、想定内にとどまっているのが残念。続編は正編を超えられない典型でしょうか。当然、罰せられた方が溜飲が下がるある登場人物がそのままで終わってしまったのも首をひねりました。全体的に、小さくまとまった気がします。
エンディングロール後のおまけ画像で、さらなる続編を作る気がムンムン。ただ、米国では前作の半分ちょっとしか興行収入がなかったので、微妙でしょうか。もし作るのだったら、今回はプロデューサーだったマシュー・ヴォーンに再びメガホンをとってもらって、えげつないのを作ってほしい。
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