2014年04月22日

アデル、ブルーは熱い色

 カンヌで大喝采をうけ、審査委員長だったスピルバーグも絶賛した本作。しかし、フランスの恋愛映画で3時間もの長丁場ということで、事前に恐れたとおり、快眠できました。うわさのラブシーンはあえぎ声で目がばっちり覚めたけれどね。

 作品情報 2013年フランス映画 監督:アブデラティフ・ケシシュ 出演:アデル・エグザルコプロス、ジェレミー・ラウールト 上映時間:179分 評価★★★(五段階)鑑賞場所ヒューマントラストシネマ有楽町、鑑賞日4月16日 2014年劇場鑑賞55本目



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 【ストーリー】
 女子高校生のアデル(アデル・エグザルコプロス)は、上級生のトマ(ジェレミー・ラウールト)と付き合っていたが、満たされない思いをしていた。ある日、青い髪をした女性エマ(レア・セドゥ)と道ですれ違い、彼女のことが気にかかる。

 その後、偶然入ったバーでエマと再会する。彼女は年上の美大生だった。2人は恋に落ち、身も心も激しく求め合うようになる…

 【感想】
 恋愛映画のセオリー、ボーイ・ミーツ・ガールと愛が壊れるまでを女性同士でやってみた作品。基本はオーソドックスなのだから、あとは見せ方しだいなのですが、フランス映画特有の日常を積み重ねていく方法が、苦手なんですよねえ。序盤から睡魔との闘いが…

 じつは、日常の積み重ねの描写のなかに、フランスならではの階級社会とか、美術のあり方とかがさりげなく盛り込まれているのですが、ラブシーンに目を見張られるうえ、そのへんまで目配りしないとならないので、3時間というのは体力的にも精神的にも相当きつい。フランス映画になれたひとだったら問題ないのかもしれません。正直、体調を整えて見に行けばよかった。

 スピルバーグ絶賛のラブシーンは、確かに美しいし、体を張ったエロスの塊。でも、別にAVでもいいじゃん、という気持ちもしていたのも事実です。女優2人はすごいとしか言いようもないので、映画館で見る価値はあると思うのですが。

 愛が生まれて壊れるまで、そして…は、多くの人が思い当たるでしょう。フランス映画らしい美しい撮影手法も盛り込まれており、面白かった部分もありました。お尻をたたくというのもびっくりしたし。でもやっぱり、フランスの恋愛映画は苦手だという印象を確認してしまったのでした。うーむ。大人の映画でしたね。

posted by 映画好きパパ at 09:01 | Comment(0) | TrackBack(2) | 2014年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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身に覚え〜『アデル ブルーは熱い色』
Excerpt:  LA VIE D'ADELE - Chapitres 1 et 2    BLUE IS THE WARMEST COLOR  どこか満たされない思いを抱えていた高..
Weblog: 真紅のthinkingdays
Tracked: 2014-05-23 13:26

熱い愛、そして、
Excerpt: 6日のことですが、映画「アデル、ブルーは熱い色」を鑑賞しました。  文学好きで教師を夢見る高校生アデルは、運命的に出会った青い髪の画家エマに魅了され、2人は情熱的に愛し合うようになる しかし、時の流..
Weblog: 笑う社会人の生活
Tracked: 2014-10-23 00:30