2014年06月01日

学校の怪談 呪いの言霊

 ビビリのくせにホラー映画は嫌いでない私。本作も前半はびびっていましたが、後半が失速。ただ、怖い場面をつなぎ合わせても、映画にならないな、というのが正直な感想でした。

 作品情報 2014年日本映画 監督:落合正幸 出演:小西彩乃、山邊未夢、石橋杏奈 上映時間:105分 評価★★(五段階)鑑賞場所:TOHOシネマズ日本橋、鑑賞日5月27日 2014年劇場鑑賞79本目




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【ストーリー】
 母をなくしたばかりの詩織(石橋杏奈)は、不気味な音で目を覚ました。母が大切にとってあった4枚の10円玉が激しく振動しているのだ。4枚の10円玉は昭和63年発行のものだった。

 1年3組の教室。彩乃(小西彩乃)たちは、隣の4組があるはずの教室が閉鎖されているのを不審に思う。佑治(葉山奨之)は、昔、4組でガス中毒事件があり、大勢の生徒が死んだからだ、と説明する。

 一樹(武田航平)や妹のひとみ(新井ひとみ)は、ホラーの映像を撮影してネットに載せようと、廃校に忍び込む。ばらばらにみえた3つのエピソードの登場人物たちは、恐ろしい目にあっていく。

 【感想】
 個人的な意見ですが、ホラーは荒唐無稽の話なだけに、柱となる理屈があったほうがよいと思うのですよ。呪いのビデオをみてはダメとか、呪われた家に入った人はすべて死ぬとか、ケータイの不気味な着信音で死の予告があるとか。本作の場合、脅かす場面は多かったけど、それが単発で全体を通したものがいま一つ判らなかった。

 例えば、サブタイトルの「呪いの言霊」と予告編にある、手で狐を作って逆さにみると霊が見えるという部分はつながっていなかった。また、クライマックスも疑問だらけで、いったい何がどうなったのかさっぱりわかりませんでした。詩織の母の存在はなんだったの?

 これとは別に不満だったのが、造形、メイクがちゃちなこと。それまで、出るか、出るかと怖がっていたのが、むしろ出たほうが、あまりにもちゃちなので、笑い出したくなりました。低予算なのは判りますが、「七つまでは神のうち」みたいにもっと低予算なホラーでも、十分怖がらせてくれましたよ。このへんは監督の手腕なんでしょうが、落合監督は「世にも奇妙な」シリーズはじめ、ホラーをたくさん撮っているのに、結構、不満ですね。また、ホラーというのは美少女が死ぬ場面を写してなんぼでしょう。

 まあ、文句を書きましたが、アイドルグループ主演のホラーで、まったく怖くない作品とかあるのに比べると、脅かす部分はそれなりに怖かったのはよかった。主演は東京女子流というアイドルグループですが、彼女たちのことをまったくしらないので、たどたどしい演技も、ホラーで襲われる恐怖だと考えれば、それほど悪くありませんでした。

過去にはもっともっと怖いのがあったんですよねえ。
posted by 映画好きパパ at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2014年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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