2014年08月02日

ラスト・ドクター

 世の中にバカ・ミステリーという分野があります。刑事ドラマが乱立し、監察医を主人公にしたドラマも今期もう一本(テレビ朝日のゼロの真実)があるなか、本作では真面目にコメディーになっているのがおかしい。これまでなかった作品です。

 監督:水谷俊之、藤尾隆 脚本: 尾崎将也 プロデューサー:中川順平、阿部真士、黒沢淳 出演:寺脇康文、相武紗季、伊東四朗 テレビ東京系金曜20時

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 【ストーリー】
 関東監察医務院に派遣された監察医見習いの薫子(相武紗季)は、指導係の秋田(寺脇康文)のあまりの変人ぶりにあきれてしまう。普段、遺体ばかりを相手にしているので、生きている人間とのコミュニケーションがまともにとれないのだ。だが、秋田は天才的な分析で、次々と事件を解決していく。

 【感想】
 1話をみた段階では、ちょっと変わったドラマだな、と思っていましたが、2話で激変。まさか、こんなにおかしなドラマだったとは。僕もいろいろミステリードラマをみていましたが、良い意味で唖然としたのは久々です。しかも、大真面目に演技をするわけですから…。バカミス好きならば、ぜひ、視聴をオススメします。

 それもそもはず、なんと、テレビ東京の公式には「ちょっと変わり者だけど、監察医としては一流の主人公と彼に振り回される人々が織りなすヒューマンコメディ」と書かれているのですよ。すっかり普通のドラマだと思っていたので度肝を抜かれました。いままでもバカミスドラマはあったけど、ありえない設定か、登場人物もコメディとわかっているものばかり。本作は真面目にバカミスをやっているのが好感もてます。

 主役の探偵役が変人というのは、寺脇康文が出演していた相棒の杉下警部(水谷豊)がそうだったので、彼としてはやりやすかったかもしれません。また、ヒロインの相武紗季も久々に善人で何の裏もない役なので、彼女もノビノビと演技を楽しんでいそう。そこへ、戸田恵子、渡辺いっけい、伊東四朗といった芸達者が絡むわけですから、なかなか面白い。保険金殺人の捜査で渡辺いっけい演じる警部が「そんなもん、保険会社の調査員に任せて置け」としゃべるような楽屋落ち(前クールは名取裕子の保険調査員ドラマだった)も、クスリと笑わせてくれます。

 3話でちょっとヒューマン寄りに行ってしまった感じもありましたが、もともと、脚本家の尾崎将也は「結婚できない男」をはじめ、ちょっとコミュ障だけど愛すべき主人公を描くのは得意なわけで、4話以降のバカミス面での盛り返しを期待しています。今期の第3位。

 このほか、「ペテロの葬列」(TBS月曜8時)、「あすなろ三三七拍子」(フジ火曜9時)、「信長のシェフ」(テレビ朝日木8時)、「家族狩り」(TBS金曜10時)がお気に入りでしょうか。あと、ドラマ自体はなんということもないのですが、「同窓生」(TBS木曜9時)の吉田里琴の演技に注目していますし、「昼顔」(フジ木曜10時)もなんとなくみています。

 逆に期待はずれだったのは「若者たち」(フジ水曜10時)が、名キャストをそろえたのに、あまりに時代錯誤でひどかったのが残念。また、豪華脚本家×キャストが売りの「おやじの背中」(TBS日9時)も今のところピンとくる作品がないですね。
posted by 映画好きパパ at 06:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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