2014年08月09日

インシテミル 7日間のデス・ゲーム

 豪華な俳優陣にベテラン中田秀夫監督なんだけど、プロットがどっかで見た感じが否めません。その分、俳優の演技で見せてくれればよかったのだけど、みんな想定内にとどまってしまい、つくづくもったいなかった。

 作品情報 2012年日本映画 監督:中田秀夫 出演:藤原竜也、綾瀬はるか、北大路欣也 上映時間107分 評価★★★(五段階) 2014年DVD鑑賞17本目





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 【ストーリー】
 フリーターの結城(藤原竜也)はコンビニで見知らぬ女性、祥子(綾瀬はるか)から、「こんなに時給の高いバイト信じられますか」と聞かれる。なんと、心理学の実験に参加すれば、時給11万2千円もらえるバイトだというのだ。

 高額の報酬に誘われ、結城、祥子ら10人の男女が実験に参加する。それは、人里はなれた施設に1週間閉じ込められることになる。戸惑う参加者たちだったが、翌朝、参加者の1人、西野(石井正則)が射殺体で発見される。それは参加者が探偵となって犯人を見つけ出す、生き残りをかけたゲームだったのだ。

 【感想】
 原作は未読。最近だと「ダンガンロンパ」なんてありましたが、この映画製作時点でも「そして誰もいなくなった」「バトルロワイヤル」「SAW」など似たような趣向の作品はいくつもありました。だから、豪華俳優による心理的な駆け引きが楽しめるかと思いきや、そういう要素はゼロ。2時間サスペンスでも、もう少し推理の部分があるのでは。

 ミステリーではなく、心理サスペンスだとしても、登場人物の心理があまりにも単純で深みがありません。また、行動も疑問に思うところがあり、例えば、ドアにカギがかけられないのか、とか、ずっとみんなで部屋にいればいいじゃんとか、いろいろ突っ込みたくなりました。自分だったら、7日分の食料をもって部屋に立てこもるのだけど、みんなウロウロして、被害に遭いまくり。
 演技のほうも、いい加減、こういう藤原竜也はおなかいっぱい、という感じの演技に北大路、片平なぎさといったベテランはたいしていじれず、石原さとみと綾瀬はるかも普段と違う役柄を与えられていましたが、それをはねのけるだけの演技を感じませんでいた。

 まあ、この手の映画ではありがちな、ギャラの安い順に退場するのではなく、早い段階で意外な人がいなくなるのは、それなりにインパクトがありましたし、この人にこういう役をやらせるのか、と思わせた人もいましたけれど、セットの安っぽさもあいまり、可もなく不可もなくといった程度の仕上がりに。中田監督の最近作って、昔のような、センス・オブ・ワンダーが感じられなくなっているのですよねえ。意表をついて白石和彌監督(凶悪)のようなインディーズに撮らせたほうが、面白い作品ができたかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 10:24 | Comment(0) | TrackBack(2) | 2014年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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