作品情報 2013年アメリカ映画 監督:ピーター・シーガル 出演:ロバート・デ・ニーロ、シルヴェスター・スタローン、キム・ベイシンガー 上映時間113分 評価★★★(五段階) 2014年DVD鑑賞20本目
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

にほんブログ村
【ストーリー】
1980年代のボクシング界の2大スターだった、ビリー(ロバート・デ・ニーロ)とシャープ(シルヴェスター・スタローン)。1勝1敗で迎えた第3戦の直前にシャープが引退してしまい、ビリーはいまだに悔しがっていた。
現在、当時のプロモーターの息子、ダンテ(ケヴィン・ハート)が、30年ぶりにリベンジマッチをやろうと持ちかける。はじめは渋っていたシャープも勤務先の工場をリストラされ、生活のために受けることに。周囲の心配をよそに、二人はトレーニングに励む中、30年前のシャープ引退の真相が明らかになっていく。
【感想】
30年前だったら超大作になったのに。アクションに相変わらず出ている、スタローンはともかく、デ・ニーロは最近、コメディ専門の感があるだけに、本作も、かなりコメディ寄りに。「ロッキー」などのセルフパロディを演じさせたり、ラストにおまけでタイソンがでてきて「ハングオーバー」に言及させたり、クスリとするシーンもありました。
それでは、肝心の試合のほうはというと、まだ筋肉ムキムキのスタローンが老人をいじめているようで、かなり痛々しかった。まあ、一応の決着をつけたし、デ・ニーロは序盤のよぼよぼでお腹が弛んだ姿が、試合に上がれるまでの身体になったというのは、評価できますが。
時代らしいと思ったのは、2人がCM撮影などで喧嘩を始めたシーンがすぐに動画サイトに公開され、それで話題を呼んで、最初はだれも関心なかった試合が、大きく盛り上がるということ。ただ、それ以外は、キム・ベイジンガーとの恋や、アラン・アーキンとの擬似親子、そして、断絶していた家族の復活などを含めて、みんなどこかでみたような感じでした。
時間がなくて映画館ではみれませんでしたが、レンタルDVDでも十分な内容。デ・ニーロやスタローンの往年の姿を知っていればそれなりに楽しめましたが、そもそも、スタローンはランボーの最終作でも、老いたボクサーがリングに上がるという内容でしたし、なんで今頃、こういう映画が撮られたのでしょうかね。
【2014年に見た映画の最新記事】