2014年09月30日

不機嫌なママにメルシィ!

 ギョーム・ガリエンヌが監督、脚本、主演、しかも本人とママ役の2役も1人でこなし、フランスで大ヒット。セザール賞の主要部門を独占したコメディなんですが、なぜそこまで受けたのかが良く分かりませんでした。悲劇はだれがみても泣けるけど、喜劇は感覚が人によって違うからなあ。

 作品情報 2013年フランス、ベルギー映画 監督:ギョーム・ガリエンヌ 出演:ギョーム・ガリエンヌ、アンドレ・マルコン、フランソワーズ・ファビアン 上映時間:92分 評価★★★(五段階) 2014年試写6本目 9月27日公開



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 【ストーリー】
 フランスの大人気コメディアン、ギョーム・ガリエンヌ(本人)の一人芝居の幕が上がろうとしていた。自らの半生を描いたデビュー作。ギョームがここまでくるには、波乱万丈の人生があった。

 ギョームのママ(ギョーム・ガリエンヌ)は、女の子がほしかった。だから、ギョームが生まれて不機嫌だったが、兄たちとは違い、彼を女の子のように育てた。パパ(アンドレ・マルコン)は男らしく育てたかったが、ママに気に入られたいギョームは、女性の仕草を観察して、真似てばかりいた。兄達や学校で「オカマ」といじめられた彼は、イギリスの寄宿舎学校にいれられる。

 【感想】
 ギョームはフランスで300年の歴史がある「コメディ・フランセーズ」の舞台役者である一方、映画、テレビへとマルチな才能を発揮し、能楽ともコラボした日本公演を行うなど、本国では大人気を誇っている。そんな彼が、自分のコンプレックスともいうべき、家族と性別についてをユーモア交じりで語りました。

 ママのゆがんだ愛情にこたえようと、子供が精一杯努力して、それが習い性になってしまうというのは悲しい。しかも、そのゆがんだ姿が真実の自分だと信じてならなかったわけだから。彼が幸せだったのは、イギリスの寄宿舎で、ゲイに関する偏見がなかったことや、親戚たちが暖かくみまもりアドバイスしてくれたこと、そして何より彼が、人が大好きで、一緒にいるとほっとできる暖かい人格を持っていたこと。彼が真実の愛を知ったときの、ママとの対峙などは、親の子離れ、子の親離れということが素直に伝わってきました。

 愛の国フランスよりも、生真面目なイギリスのほうが、同性愛に寛容というのはちょっと意外な気がしたけれど、フランスではいじめられていた彼が、イギリスではクラスの人気者になるというのは、環境さえ変われば人間どうとでもなる、と思えてなりません。

 ただ、コメディ部分があまり笑えなかったのですよねえ。フランス映画特有の、間をつなぐことに無関心なところが鼻につきましたし。たとえば、ダイアン・クルーガーが浣腸する看護師役ででてきますが、このシチュエーションなどまったく意味が不明。まあ、彼女のような美人女優が浣腸するというのは笑いといえるのかもしれませんけど、それって小学生並みのギャグでは?

 ギョームは本人の演技よりも、母親役の演技のほうが似合っているというか、こんなにナチュラルに女性役を演じられるなんて、やはり長年女性を観察していたからでしょうね。事前に知らされていなければ、とても一人二役とは信じられませんでした。
posted by 映画好きパパ at 06:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | 2014年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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