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第10位 オール・ユー・ニード・イズ・キル
日本のライトノベル原作のSFアクション。最初はへたれだったトム・クルーズが何度も時間を繰り返すうちに、歴戦の勇士になっていく姿は胸熱でした。第10位は本当に悩みました。10位候補はほかに、メイジーの瞳、観相師、インターステラー、祝宴シェフ。レベルの高い作品を出していた韓国映画がなかったので、観相師と最後まで悩みましたが、最後のトムの笑顔とエミリー・ブラントのがんばりに敬意を表しました。
第9位 早熟のアイオワ
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ジェニファー・ローレンスとクロエ・グレース・モレッツがデビュー直後出演した幻の作品が6年ごしで日本でも上映しました。娼婦に育てられた3姉妹の物語。日本でも貧困の子供たちが問題になっていますが、貧しさに負けずたくましく、でもきれいごとではない切ない話です。ラストの3姉妹の「Ain't No Mountain High Enough 」の合唱は今年のミュージックシーンで一番。
第8位 白ゆき姫殺人事件
今年唯一ランキングした邦画。ネット社会とマスコミの醜さ、それにのっかる人々の愚かさを見事に描き出しました。オーラを消した井上真央と綾野剛の演技も見所です。2014年の日本という時代を切り取った意味では今年一番といえるでしょう。
第7位 6才のボクが、大人になるまで。
昨日感想をアップしたばかりなのに、ベスト10入りです。4人の俳優を12年にわたって取り続けた執念が見事に結実した作品。ドラマティックな出来事は起きないのに、平凡な人生にみえても平凡ではない日々が続くことを教えてくれた愛おしい作品でした。
第6位 アナと雪の女王
いわずとしれた今年の超大ヒットアニメ。映像もストーリーも良く練られており、子供だけでなく大人も十分楽しめます。アナよりも、エルサのほうに感情移入してしまうのも、大人になった証拠でしょうか。冒頭からラストまで高いクオリティであり続け、唯一今年2度見た作品です。
第5位 ウルフ・オブ・ウォールストリート
ウォール街の投資詐欺の主人公の破天荒な生活をハイテンションで楽しめました。3時間近い上映時間がまったく苦になりません。しかも、それが実話ベースというのだから驚き。史上最もFワードが多かったり、デカプリオのどや顔がみれたり、とにかく楽しい作品でした。
第4位 マダム・イン・ニューヨーク
過去みたなかで、インド映画がベスト10に入ったのは初めてだと思います。英語ができないつらさと、家族であっても互いをリスペクトしあわないとだめだということを、やわらかい目線で描き出しました。女性向けと思われていますが、男性が見ても十分楽しめます。
第3位 ゴーン・ガール
予告編は今年ナンバーワン。中身もデビッド・フィンチャーらしい人間の心の醜さをえぐりとるもので、結婚生活に対する幻想が吹き飛ぶブラックな話でした。でも、えてして夫婦というのはそういうものかもしれません。ロザムンド・パイクにとってもエポックメイキング的な作品になったでしょう。
第2位 フルートベール駅で
2009年にサンフランシスコで起きた白人警官による無抵抗の黒人射殺事件を淡々としたタッチで描いた作品。年の後半になって相次いで警官による射殺事件が相次いでいるのをみると、アメリカの社会の病巣を、決して告発調でなく取り上げているのは本当に凄い作品です。
第1位 アクト・オブ・キリング
僕はドキュメント映画が苦手なので、まさか、自分の年間1位にドキュメントがなるとはおもっても見ませんでした。1960年代のインドネシアの大虐殺のドキュメントですが、この映画の凄いのが、大虐殺の加害者に、大虐殺のシーンを再現させるとう手法をとっていること。正義とは何か、人間とは何か、価値観をひっくり返ること。今年だけでなく、ドキュメンタリー史の中に燦然と輝く名作といっても過言ではありませんでした。
来年もよい映画にたくさんめぐり合えるといいなあ。それでは皆さん、あとわずかですがよいお年を!
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