作品情報 2013年インド映画 監督:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ 出演:アーミル・カーン、カトリーナ・カイフ、アビシェーク・バッチャン 上映時間152分 評価★★★★(五段階) 鑑賞場所:角川シネマ新宿 鑑賞日12月29日 2014年劇場鑑賞207本目
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映画リンク集-シネマメモ
【ストーリー】
サヒール(アーミル・カーン)の幼い頃、シカゴでサーカスを率いていた父親が冷酷な銀行に融資を断られ、目の前で自殺した。大人になった彼は、サーカス団を再建したが、銀行への復讐を誓っていた。
年月がたち、シカゴの大手銀行が強盗被害に遭い、金庫にはヒンドゥー語で犯行声明がかかれていた。シカゴ警察はインド警察一の名コンビ、ジャイ(アビシェーク・バッチャン)とアリ(ウダイ・チョープラ)刑事に捜査協力を要請する。
【感想】
ネタバレをしないで書くのは難しい作品です。さて、原題を「DHOOM: 3」というように、本作はジャイとアリ刑事の一連のシリーズものの3作目ですが、日本では「きっとうまくいく」がスマッシュヒットになったアーミル・カーン中心のストーリーもあり、まさか刑事のほうが主人公だとはおもっても見ませんでした。
冒頭、大胆な銀行強盗に成功したサヒールとシカゴ警察が派手なカーチェイスを繰り広げます。サヒールの特注のバイクの活躍もあり、まんまと逃げ切るのですが、カーチェイスよりも、その後のタイトルがでるところのタップダンスに度肝を抜かれました。確かにインド映画は歌と踊りが特徴ですが、ここまで見事なダンスを披露されるとこちらとしてもただただ眺めるだけ。
さらに、サヒールのショーが、シルクドソレイユも真っ青の豪華絢爛、歌と踊りと大規模なマジックショーで、インド映画らしく、じっくりとその様子をみせつけます。ヒロイン、アーリア役のカトリーナ・カイフの見事なボディと情熱的なダンスは、これまたこちらの目をひきつけてやみません。
中盤に、サミールの人生をかけたトリックが明らかになり、友情、恋愛などうまく盛り込みながら、登場人物の心理がじっくり描かれるようになります。アーミル・カーンの名演技を堪能できるとともに、最新のSFX技術のできにも驚きました。あと、正直意外だったのがラスト。これもインド映画の特徴なんでしょうかねえ。
細かいところを言えば、あれだけ目撃者に素顔をさらしていたり、バイクでもヘルメット越しに顔がみえるのだから、さっさと容疑者は割らないシカゴ警察は何をやっているのか、という感じでしょうが、まあ、アクション映画にそういうのを求めてもね。
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