作品情報 2014年アメリカ映画 監督:ジョン・ファヴロー 出演:ジョン・ファヴロー、ジョン・レグイザモ、ソフィア・ベルガラ 上映時間115分 評価★★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズ日本橋 鑑賞日3月12日 2015年劇場鑑賞28本目
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【ストーリー】
ロサンゼルスの高級レストランのシェフ、カール(ジョン・ファヴロー)は、オーナーのリバ(ダスティン・ホフマン)から古くさいメニューばかり押しつけられ、頭にきていた。彼は自由に料理を作りたかったのだ。
グルメ評論家のラムジー(オリヴァー・プラット)に料理が古くさいと酷評されたカールは、10歳の息子のパーシー(エムジェイ・アンソニー)から教えられたツイッターで、ラムジーに反論。しかし、ネットのルールをしらなかったため、料理対決としてネットの話題に。そこでも、リバに邪魔されたカールはついに切れて、ラムジーに猛攻撃。それもネットにアップされ、とうとう首になってしまう。元妻イネス(ソフィア・ベルガラ)の故郷、マイアミにいったカールは、古びたフードトラックを手に入れ、弟子のマーティン(ジョン・レグイザモ)、パーシーの3人で全米を横断しながら、キューバ料理を提供することになる…
【感想】
スカーレット・ヨハンソンとかロバート・ダウニー・Jrとか妙に豪華な俳優がチョイ役で出ているかと思ったら、ジョン・ファヴローは「アイアンマン」の監督でもおなじみでした。アイアンマンでスタジオのいうがままに作らされたファヴローは、大ヒットのご褒美に本作は自由気ままに撮ったと思わせるほど、映画と現実が二重写しになります。
それはさておき、挫折した天才料理人が仲間と幼い息子に助けられて復活することだけでなく、仕事ばかりで幼い息子や元妻と疎遠だったカールが、屋台を通じて家族の絆を取り戻すという、ベタベタですが、心地よいネタが二本盛り込まれていて、暖かくみることができました。ストーリーも安心してみられるウェルメイドな王道ですし、とにかく、父親のことが好きだけど、距離がうまくとれないパーシーのけなげさは心をうちます。
なにより、食べ物が本当に美味しそう。序盤のロスのレストランの高級フレンチはもとより、カールが息子に作ってあげるパスタとか、フードトラックのメインメニューになるキューバサンドイッチなど、簡単な料理でも本当に美味しそうに見えました。エンドロールでは、ファヴローが料理の特訓を受けている映像が流れるので、最後までお見逃し無く。
また、ツイッターやフェイスブックをうまく使ってますが、VINEをメジャーな映画で真っ正面から取り上げたのは本作が初見。SNSと映画の親和性みたいなのも感じさせられました。特にロードムービーとSNSは合うんだなあ。陽気なラテン系の音楽もあっていたし、見た後に心が温まること請け合いの作品です。
ただ、一見、むさいおっさんのカールが、ソフィア・ベルガラ、スカーレット・ヨハンソンという世界屈指の美女2人にモテルのは、監督の役得でしょうけど、どうしても納得いきませんでした(笑)
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