作品情報 2014年アメリカ映画 監督:ケイト・バーカー=フロイランド 出演:アン・ハサウェイ、ジョニー・フリン、メアリー・スティーンバージェン 上映時間86分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:新宿武蔵野館 鑑賞日4月22日 2015年劇場鑑賞49本目
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

にほんブログ村 【ストーリー】
アフリカで人類学を研究していたフラニー(アン・ハサウェイ)は、弟のヘンリー(ベン・ローゼンフィールド)が交通事故で昏睡状態に陥ったとの連絡を受けて、急遽、故郷のブルックリンに戻る。ヘンリーは半年前、大学を中退してミュージシャンになると言い出して、フラニーと大げんか。それっきり、電話もしていなかったのだ。
ヘンリーの部屋をのぞいたフラニーは、彼が大好きなミュージシャン、ジェイムズ(ジョニー・フリン)のライブチケットが大事にとってあるのに気づく。ライブへ行き、サイン会でヘンリーの事故のことを伝えた翌日、なんとジェイムズが見舞いにきてくれた。それをきっかけにどんどんひかれあうようになる二人。しかし、ジェイムズはニューヨークにいられるのはわずか一週間しかなかった。
【感想】
非常に抑制された描写で、「プラダを着た悪魔」のスタッフが集結!というコピーを信じて見にいくと、落差に驚くかもしれません。基本的に良い話なのですが、それ以上でもそれ以下でもないのが残念。結局、フラニーの描写がヘンリーに対する部分はわかるものの、彼女の恋愛観などが今一つ伝わりきらなかった。冒頭、アフリカで部族の結婚式に出席しているシーンから始まるのだから、そこらへんをうまく絡めれば良かったのに。
また、音楽が重要なアイテムになるわけですけど、同じNYを舞台にした「はじまりのうた」と比べると、恋愛の比重が大きすぎるので、音楽の存在が今一つですし、「セッション」「君が生きた証」などと比べるとドラマ部分が軽すぎます。2人の終盤の心理もよくわからないし。
ただ、カントリーミュージックが、広い世代に受け入れられている描写や、ジェイムズほどのミュージシャンでもマネージャーがいなくて、自由にできるんだといったようなアメリカのミュージックシーンの状況が垣間見れるのはいいかも。もちろん、タイトル通り、ブルックリンが舞台なだけに、雰囲気にもひたれます。
アン・ハサウェイも「レ・ミゼラブル」「インターステラー」と大作が続いたあとなので、こうした小品にでて、自らプロデュースすることで、気楽に演じたかったのかもしれません。デート映画とかにはいいのかも。
【2015年に見た映画の最新記事】