作品情報 2015年アメリカ映画 監督:ジェームズ・ワン 出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジェイソン・ステイサム 上映時間138分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 鑑賞日5月3日 2015年劇場鑑賞57本目
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【ストーリー】
前作の「EURO MISSION」後、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)、ブライアン(ポール・ウォーカー)たちは平穏な生活を送っていた。だが、前作で倒したボスの兄、デッカード(ジェイソン・ステイサム)が現れ、ドミニクたちに復讐を挑む。
驚異的な暗殺能力を持つデッカードの攻撃で、仲間の一人ハン(サン・カン)は殺され、ホブズ捜査官(ドウェイン・ジョンソン)もひん死の重傷を負う。そこへ政府の秘密情報組織幹部のミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)が現れ、「神の目」と呼ばれるスーパー監視システムを完成させた天才ハッカー、ラムジー(ナタリー・エマニュエル)の誘拐事件を解決すれば、「神の目」を使ってデッカードの居場所を教えると持ちかける。
【感想】
えっと、スーパーカー同士のカーチェースが売り物だった気がしますが、本作で、とうとう車が空を飛ぶようになりました(笑)。次回作以降も予定されているそうですが、残るは深海か宇宙かどちらなんでしょうね。基本的にストーリーは、車が壊れ、派手な爆発と銃撃戦が起きまくり、あとお姉ちゃんたちのビキニからはみでる半ケツだけです。こんな映画が世界興行収入で「アナと雪の女王」をぬく大ヒットをしているわけですから、ますますこうした作品が増えていくでしょう。
市街地を決戦場にまきこんで、無関係な警官や市民が犠牲になっても何ともおもわず、自分たちの正義をつらぬくドミニクたちは、「アベンジャーズ」シリーズ同様、アメリカの脳天気な正義の表れですが、なまじ良心ぶる「アベンジャーズ」シリーズよりは、単純に壊しまくる本作のほうが、まだ許容できるかも。そもそもアウトローのはずの彼らが前々作からアメリカ政府の手先になってしまったのが、結局、他のアクション大作と同じ構造になりました。しかも、本作の場合、神の目ももっていないステイサムがなぜか、ドミニクたちの居場所に必ず現れるので(笑)、何も動かずに待ち構えていた方がよほど効率的かとwww
ただ、ポール・ウォーカーの死去をうけて作られたと思うラストシーンは、シリーズのファンでなくても、じーんとくるところはあるでしょう。シリーズを積み重ねていくうちに、登場人物だけでなく俳優たちもファミリーになっているのがよくわかります。ポールの弟が代役として何カ所かでているそうですが、ちっとも気づきませんでした。
さて、アクションシーンですが、これは大作映画2本をいっきに詰め込んだようにすごい。車が飛ぶシーンをはじめ、カーチェースシーンの数々が贅沢につめこまれているのはもちろんですが、ロスの市街地でドローンとの爆撃、銃撃シーン、そして、ヴィン・ディーゼルVSジェイソン・ステイサムの格闘シーンと、中ボス役のトニー・ジャーとポール・ウォーカーの格闘シーンは、それぞれタイプが違うだけに、迫力満点でした。おまけにドミニクの恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)が女ボディーガードたちと闘うキャットファイトもあるし。
ラストをみても続編作る気満々ですが、ポールの後釜はどうなるのでしょうか、気になるところです。
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