作品情報 2014年日本映画 監督:岨手由貴子 出演:菊池亜希子、中島歩、うじきつよし 上映時間119分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 鑑賞日5月30日 2015年劇場鑑賞78本目
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村
【ストーリー】
文化系女子の緑(菊池亜希子)と草食系男子の真生(中島歩)はつきあって4年目。すでにけん怠期となっており、互いに分かれるのも時間の問題だと思っていた。
ところが、緑の妊娠が発覚。しかも、妊娠5カ月目で中絶することもできない。そのまま結婚することが決まったが、性格も育ってきた環境も真逆の二人は些細なことで衝突ばかり…
【感想】
結婚も夫婦生活は人それぞれなんだけど、こんなに合わなくて、些細なことでぶつかりあっているのなら、さっさと離婚しちゃいそう。結婚へのあこがれというのがなくなる作品かもしれません。もっとも、熱愛で結婚するカップルよりも、案外長持ちしたりするのかもしれないのが不思議なのですけど。
中盤まで二人の淡々とした日常の積み重ねが続き、なんとなくこんなことあるかなあと、興味深くみていたところ、後半はちょっとあざといかなと思われるシチュエーションが2回あり、ちょっとがっかり。そもそもあんな高いところから…という強引さもありました。
別に回想シーンを入れる必要はないですが、ここまで性格、環境の違う2人がなぜつきあいだして、しかも長持ちしたのかについても知りたかった。もちろん、カップルが付き合ったり、破局する理由というのは千差万別なんだけど、見ている人が納得できるような描写がないと、なんか、頭の中のお話というふうに見えてしまうカップルでした。
菊池亜希子、中島歩コンビは主役をこれまであまり張ったことがなく、フレッシュな組み合わせだったので、等身大の演技といわれても信じそう。低予算のためか、あまり著名俳優が使われていませんで、そのことがかえって前半のリアルさにはうまくいかされていましたが、うーん、やはりクライマックスがなあ。それに「夫婦フーフー日記」の感想にも書きましたが、もうちょっと子供のことを考えていたほうが自然だったと思います。
【2015年に見た映画の最新記事】