作品情報 2012年アメリカ映画 監督:ジェイソン・ムーア 出演:アナ・ケンドリック、スカイラー・アスティン、アンナ・キャンプ 上映時間112分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 鑑賞日5月30日 2015年劇場鑑賞79本目
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【ストーリー】
全米大学アカペラ選手権に、女子だけのチームとして初めて出場したバーデン大学の「バーデン・ベラーズ」。だが、ソロを任されたオーブリー(アンナ・キャンプ)が緊張のあまりステージで吐いてしまい、チームは笑いものに。中でも同じ大学の男子チーム「トレブルメーカーズ」から、さんざん馬鹿にされた。
新学期、新入生のベッカ(アナ・ケンドリック)はシャワーで歌っていたところを、ベラーズの上級生、クロエ(ブリタニー・スノウ)に強引にスカウトされる。他の新人メンバーも個性豊かな顔ぶれだった。DJ志望のベッカは自分の音楽への思いが反映されるかと期待するが、キャプテンとなったオーブリーは伝統だからと古くさい選曲で厳しく締め付け、ベッカの個性的な選曲をすべて却下する。さらに、ベッカのバイト仲間で、好意を抱いているジェシー(スカイラー・アスティン)が「トレブルメーカーズ」に入団、ライバルになったのだ…
【感想】
青春ミュージカルものでも「ヘアスプレー」や「RENT」は大好きなのですが、本作は楽曲より前に、上も下も緩いのは苦手なんですよねえ−。冒頭からいきなりオーブリーが観客席にぶちまけ、こういう汚いシーンが複数あります。一方、何ら心理描写もなく、合った瞬間からやりまくる学生たち。さらに、大会の解説者(ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス)も下ネタばかり。アメリカの大学の実情がそうなのかもしれませんが、音楽を楽しみにいったはずなのにがっかり。最初「ビッチ・パーフェクト」という題名かと誤解していました。
また、ベラーズの選曲が古くさいとさんざん言われているのに、全国大会に出場できるというのがすごい不思議。そもそも、古くさいということはオーブリーは分からなかったのか、何でこんなに伝統にこだわるのかが分かりませんでした。
ただ、ブロードウェーでも活躍したアナ・ケンドリックを始め、音楽シーンは見応えがあります。アカペラでこんなにいろんな曲をノリノリで歌えるとは思いませんでした。しかも、ダンスが素晴らしい。各グループが振り付けを凝らしていて、どのグループがどんな演技をするのか、楽しみにみていました。
ベラーズのメンバーも太っちょ、色情狂、謎の東洋人などそれぞれキャラがたっており、コメディと割り切ればわかりやすい。もっとも、英語をほとんど話さないベッカの韓国人ルームメートや、ほとんど精神的に異常ではないかと思わせる謎の東洋人リリー(ハナ・メイ・リー)など、えらく東洋人の扱いが悪く、ちょっと減点のポイントになりました。
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