2015年09月22日

向日葵の丘 1983年・夏

 「日本版ニューシネマパラダイス」でPRして、映画愛や青春のきらきらさはうまくすくい上げているけれど、現代編が長く感じました。本家の「ニューシネマパラダイス」も現代編が長い今のDVDバージョンより、現代編をばっさり切った劇場版のほうが評価が高いので、本作も編集は別の人にまかせれば良かったのでは。

 作品情報 2014年日本映画 監督:太田隆文 出演:常盤貴子、田中美里、藤田朋子 上映時間138分 評価★★★★(五段階) 鑑賞場所:渋谷シネパレス 2015年劇場鑑賞139本目



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 【ストーリー】
 売れない脚本家の多香子(常盤貴子)のところに、高校時代の親友だったみどり(田中美里)からメールが来た。みどりは重病で余命1年といわれ、最後に多香子に会いたいという。多香子はある事情から高校卒業とともに故郷の静岡を捨て、みどりと連絡を取るのも高校3年生の時以来だった。

 高校時代の多香子(芳根京子)とみどり(藤井武美)は、古い映画好きで、よく町の寂れた映画館かもめ座に通っていた。老館主の梶原(津川雅彦)から8ミリカメラを渡された多香子は、高3の文化祭で自分らで映画を撮影することを決意する。高校の映画研究部のたった一人の部員エリカ(百川晴香)も巻き込むが、クラスメイトの反応は鈍い。それでも、梶原ら町の人たちの応援もあり、多香子たちは撮影を始めたのだが…

 【感想】
 俳優陣が割と豪華な割には低予算で、特にちょい役の人の演技がきつかったり、脚本も含めて、全体的にお涙ちょうだいを誘った安っぽさは否めないけれど、特に過去の場面は今売り出し中の芳根のはつらつとした演技もあいまり、気になりませんでした。

 1983年に高3ということは、僕よりもちょっと上の年齢なんだけど、ジーン・ケリーとかヘップバーンにはまるクラスメイトは、さすがにいなかったなあ。むしろ他の同級生のように、聖子と明菜どっちがいいかとか、そういう話題がメインで洋画の話をしても、だれにも分かってもらえなかった。多香子のような子が高校時代に友達でいたらどんなに良かったろう。ちなみに同級生の名前はヒデキ、ゴローなどみんな当時のアイドルの名前というのには笑いました。

 最初はうまくいかない映画撮影が町の人の協力もあり、やがては同級生の間で盛り上がるというのはベタだけで、楽しく見られます。自主映画を舞台にした作品では、僕のオールタイムベストの「虹の女神」や最近では「地獄でなぜ悪い」なんて傑作もあるけれど、本作も高校時代は映画ファンの記憶に残るような味わい深さ。

 ただ、その分、現代編が難病をいれたり、ノスタルジックな故郷といったことがありきたり。常盤はさすがに美しくて見ているだけでため息がでましたが、大人のエリカ役の藤田朋子が、帰国子女という設定を踏まえてもちょっと、演技過剰であわなかったなあ。また幼女がサイコが好きというのは、いくらなんでも教育に悪いと、映画マニアの僕ですら思ってしまいました。

 劇中、引用された映画や想起した作品もたくさん↓






posted by 映画好きパパ at 06:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2015年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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