作品情報 2015年アメリカ映画 監督:ブラッド・ペイトン 出演:ドウェイン・ジョンソン、カーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ 上映時間114分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2015年劇場鑑賞147本目
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【ストーリー】
ネバダで大地震が起こり、フーバーダムが決壊した。現地を調査したローレンス教授(ポール・ジアマッティ)は地震はこれで終わりでなく、カリフォルニア州を南北に通るサンアドレス断層に沿って大地震が起きることを警告する。
ロサンゼルス消防局の救難ヘリパイロット、レイ(ドウェイン・ジョンソン)は妻のエマ(カーラ・グギーノ)と離婚寸前。大学進学の決まったブレイク(アレクサンドラ・ダダリオ)の引っ越しを手伝おうとしたところ、ネバダの大地震で緊急出動してしまう。ブレイクは、エマの交際相手で大金持ちのダニエル(ヨアン・グリフィズ)とともにサンフランシスコに出発する。レイがネバダからロスへ戻る途中、ロスとシスコで大地震が発生した。救助を求めるレイのブレイクを助けるため、レイは全力を挙げる。
【感想】
災害スペクタルやSF大作で町の一部が壊れるシーンは何回も見たことがありますが、本作はロスとシスコという二大都市が壊滅する様子をじっくりとみせてくれます。さすがに耐震性はどうなのよと思えるほど、どんどん崩壊していく高層ビル、巨大タンカーも巻き込んで市街地を襲う大津波など、スペクタルシーンはたっぷり。災害パニックものとしても上位に仕上がるSFXです。
ところが、レイが救難ヘリパイロットの設定なのに、妻子を救うことしか頭にありません。東日本大震災のときに、多くの警察、消防、自衛隊の人が自分のことを顧みずに救助にあたったのに比べると、なんだかなあという描写。しかも、本作でも警官、消防官などは必死に救助活動にあたっているのに、それを一切スルーというのはあきれてなりません。一応、本部には妻子を助けにいくという連絡をいれているのだけど、自動車を強奪するは、服が汚れたら新しい服をスーパーで万引きするは、ボートは盗むは徹底的な鬼畜っぷり。そのうえ、冒頭の救助シーンでは「俺たちは家族だ」と言い合っていた他の救助隊員たちは、1秒も出てきません。
また、エマもブレイクもうざいのなんの。おまえら他人にどれだけ迷惑かけているのだという感じ。ただし、ブレイク役のアレクサンドラ・ダダリオは胸の谷間がくっきりする服に着替えたことで、地震の揺れよりも、胸の揺れの方が気になってしまいました。
まあドウェイン・ジョンソン主演のアクションにストーリーを求めてもしょうがないのかもしれません。それでもSFXが4つ★でストーリーが2つ★といったところでしょうか。彼も悪人相手と違って自然相手だと乱闘することもできずに大変だったのかもしれませんが。ファンタスティックフォーのヨアン・グリフィズや、昔懐かしいカイリー・ミノーグの扱いには笑いました。
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