作品情報 2015年アメリカ映画 監督:M・ナイト・シャマラン 出演:オリヴィア・デヨング、エド・オクセンボウルド、ピーター・マクロビー 上映時間94分 評価★★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズみゆき座 2015年劇場鑑賞168本目
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【ストーリー】
15歳のベッカ(オリヴィア・デヨング)と13歳のタイラー(エド・オクセンボウルド)は仲の良い姉弟。母(キャスリン・ハーン)は駆け落ちしたため、祖父母に会ったことがなかったが、祖父母から、休暇を利用して孫に会いたいと連絡がくる。
両親に会いたくない母は、子供たちだけで実家に1週間泊まりに行かせる。そこは雪深い村のなか。優しい祖父(ピーター・マクロビー)と上品な祖母(ディアナ・ダナガン)が、祖母の手作りの料理で歓待してくれた。大喜びした姉弟に、祖父は、地下室に入らないことと夜9時半以降は部屋の外に出ないよう告げる。その夜遅く、異常な物音が2人が泊まった部屋の外から聞こえてきた。それが恐怖の始まりだったのだ…
【感想】
シャマラン監督作品なので、ただの人間には興味はなく、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者など何が出てきてもおかしくないと思っており、鑑賞中も、オチについてはいろいろ想定しながら見ていました。伏線がしっかりと張っており、割と予想は難しくないとはいえ、こうくるか、というオチ。まあ、これ以上いうと未見の人の邪魔になるので自粛します。
ただ、この手の作品としては素直にみると面白い。シングルマザーの母親の両親にたいする複雑な思いや、明るく振る舞う祖父母が時折みせる謎の行動、さらに、いかにもアメリカの田舎っぽい風景や登場人物などなど、本当に雰囲気がうまい。子供たち2人がどうなるのか、結構、ハラハラドキドキしながら見ていました。脅かし方とかJホラーも研究しているのかな、笑いと恐怖が紙一重のところも日本人好みだと思います。
ホラー、サスペンス系にありがちな、ノースター、低予算に、ベッカが手持ちカメラで撮影しているというPOV形式。シャマラン監督は最近の大作アクションよりも、やはりこうした作品が得意だなとしみじみ思わせました。
オリヴィア・デヨングはデビュー作ですが、弟役のエド・オクセンボウルドとの息もぴったり。中学生になっても仲良い姉弟っていいですね。その、弟がクソ生意気だけど、いざとなったらお姉ちゃんを頼るところも、ファミリー映画的で好感をもてました。
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