作品情報 2015年フランス映画(アニメ) 監督:マーク・オズボーン 声の出演:マッケンジー・フォイ、ジェフ・ブリッジス、レイチェル・マクアダムス 上映時間:107分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2015年劇場鑑賞186本目
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にほんブログ村 星の王子様の現代の続編ということですが、現在はそこまで管理されていないのではという気がして、風刺の部分に違和感を感じました。「星の王子さま」自体、子供の頃以来読んでいないので、また読み返してみようかな。
作品情報 2015年フランス映画(アニメ) 監督:マーク・オズボーン 声の出演:マッケンジー・フォイ、ジェフ・ブリッジス、レイチェル・マクアダムス 上映時間:107分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2015年劇場鑑賞186本目
【ストーリー】
名門学校受験に失敗した9歳の少女(声・マッケンジー・フォイ)は、子供の幸せとは良い学校にいって良い会社に入って高給をもらうことと信じている母親(レイチェル・マクアダムス)によって、規則だらけの生活で友達も作れずにいた。
名門学校に入るために引っ越した少女は、隣人の不思議な老人(ジェフ・ブリジッス)と知り合う。かつては飛行士だった老人は、星の王子さま(ライリー・オズボーン)の物語を少しずつしていくとともに、庭にあるプロペラ機をもう一度飛ばそうとしており、少女は夢中になる。だが、勉強をさぼって老人と会うことを母に禁止されてしまう。しかし、老人は重い病気に倒れ、少女は王子様に会って老人を助けようと、飛行機に乗り込む。
【感想】
フランス映画ということもあるでしょうが、アメリカ的なビジネス万能に対する嫌悪感が感じられました。悪役も金もうけばかり狙う資本家のビジネスマン(アルバート・ブルックス)ですし。また、母が規則に縛り付けるというのも、アメリカ的キャリアウーマンへの嫌悪は伝わりましたが、大げさ過ぎる気がしました。
後半の冒険も、寓話、風刺になりきれていないというのか、本質的なところで、僕の考えと違っていたので、もっと感動するかと思っていたけど、何となく流してしまいました。そもそも、母親がそんなに簡単に改心するのかなあ。
しかし、アニメ技術は凝っており、少女の現実のシーンはピクサー風の普通のアニメですが、星の王子様のシーンは紙人形のストップモーションで幻想的。この使い分けは見事でした。狐、蛇といった登場するキャラクタ−の造形も魅力的です。
少女、飛行士の老人の友情が深まっていく様子は、こちらの心が温かくなります。前段の感想と矛盾するようですが、あまりにも物質的な幸せばかり追い求めることが本当の幸せとは限らないということも、今の社会に向いているかもしれません。そういった点からも、あまりにも現在の物質社会をオーバーに描かなくてもな、という気がしました。
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