作品情報 2015年韓国映画 監督:パク・フンシク 出演:イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ゴウン 上映時間:120分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2016年劇場鑑賞27本目
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【ストーリー】
高麗王朝時代、政府の圧政に立ち上がった民衆をリードしていたのが、風塵三きょうと呼ばれた、ドッキ(イ・ビョンホン)、ソルラン(チョン・ドヨン)、プンチョン(ペ・スビン)の3人の剣客だった。だが、権力に目がくらんだドッキが裏切り、それを止めようとしたプンチョンを、ドッキの恋人だったソルランが殺害してしまう。
10数年後、プンチョンの一人娘ホンイ(キム・ゴウン)は、母と慕う盲目の女性ウォルソに剣士として育てられ、親の敵であるドッキとソルランを討つために修行を重ねていた。ホンイは、ユベク将軍主催の武術大会に出場したが、そのことを知ったウォルソは、ユベクはドッキであり、そして、プンチョンこそ、自分であることを告げる。そして、「次に会う時には、あなたと私のどちらかが死ぬ」とホンイを追い出す。果たして、ホンイの運命は…
【感想】
2001年公開の少林サッカーですら、過剰なワイヤーアクションはネタにされていましたが、本作は、冗談かと思うぐらいのワイヤーアクションまみれ。チャンバラシーンに工夫を凝らしているとはいえ、これまた2004年の「LOVERS」のチャン・ツィイーのワイヤーアクションの美しさに比べると、10年以上たっても、こんなものかと落胆しました。特に雑魚をばったばったやるのも
また、ストーリーも、いろいろな英雄伝説を盛り合わせた感じで、妙に深刻ぶっている割には底が浅い。たとえばドッキなんてやりようによってはいくらでも魅力的な悪役になるのに、なぜ、彼がプンチョンを裏切ったのかとか、逆に、クライマックスでホンイの真実を知ってどういう気持ちなのかとか、深みを出す心理的な部分がばっさり削られています。
だいたい、ウォルソが諸悪の根源。さっさと自分でユベクをやっつけちゃえばいいのにと思ってしまい、ストーリーにあまり感動しませんでした。キム・ゴウンも特徴のない容姿ですし。もっと可憐な少女の俳優とかがだったらまだ違ったのかもしれません。
撮影、音楽、美術などは丁寧でした。せめて10〜15年前の作品だったら、新鮮味があって楽しめたのに、もったいなかったかな。
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