作品情報 2014年スウェーデン映画 監督:トーマス・ジャクソン、シャーロット・ランデリウス、ヘンリック・ストッカレ 上映時間:99分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:角川シネマ有楽町 2016年劇場鑑賞39本目
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作品情報 2014年スウェーデン映画 監督:トーマス・ジャクソン、シャーロット・ランデリウス、ヘンリック・ストッカレ 上映時間:99分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:角川シネマ有楽町 2016年劇場鑑賞39本目
【ストーリー】
世界中の高級レストランを回って、ブログで情報発信する「フーディーズ」と呼ばれるブロガーたち。国籍、年齢、性別もまちまちだが、食べることに情熱をかける彼らのブログは多くの読者を獲得しており、レストラン側にも影響を与えている。5人のフーディーズに密着して、世界中のグルメの今を追ってみた。
【感想】
グルメブロガーというから、金持ちのぼんぼんかと思いきや、いろんな人がいてまずびっくり。レコード会社の元オーナーのスティーヴ、シェル石油の元重役アンディといったいかにも大物がいる一方、スーパーモデルのアイステ、タイの金持ちの息子でロンドンに留学中のパーム、香港の普通のOLのケイティ
といった若い世代もいます。中でもリトアニア出身のアイステは超美人なのに、日本語がペラペラで好感度アップ。彼女の出てくる場面だけみてもよかったかも。
とりあげるレストランはパリ、ニューヨーク、香港、そして東京と世界中を回ります。ケイティは香港を拠点とする一方、アンディは世界で唯一、世界中の三つ星レストランを食べて批評するなど、ホームグラウンドもまちまち。でも、レストランのは彼らの評価を気にして、厨房を案内してくれたり、シェフと直接話すことができます。その一方で、彼らを良く思わないシェフも。逆にフーディーズは、食の批評を芸術に高めなければという意見もあれば、単に美味しい物を食べたい食いしん坊もいたりして、まちまち。そのへんの人間関係の複雑さもカメラは映し出します。
何よりも、世界中の最先端の料理の見事さ。日本からは懐石や寿司ですが、スモークやバーナーを使って瞬間凍結させたバルセロナのレストランとか、鳩の脳髄を食べさせるニューヨークのレストランとか、見たことも想像もつかないようなメニューがいっぱいでてきます。
僕も美味しいものは食べたいと思うけど、ここまで、食に情熱をかける気力はないなあ。せいぜい、ラーメンとかそこそこのもので結構です。別世界のようなはなしが続くし、いくらおいしいものでも、延々と続くとさすがに食傷気味になるし、最後のほうはちょっとしんどかったかも。
日本でも食のブログがいっぱいあるけど、影響力ないのは、英語でないからで、もし、日本からも英語のグルメブログができれば、本作にでてきたような、影響力のあるブロガーになるかもしれません。
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