2016年03月07日

虹蛇と眠る女

 ニコール・キッドマンが久々に母国オーストラリアで主演したサスペンス。ただ、謎解きというよりも、子供がいなくなったときの心理描写を、オーストラリアの大地を背景にしたもので、ミステリーを期待するとちょっと肩すかしかも。

 作品情報 2015年オーストラリア、アイルランド映画 監督:キム・ファラント 出演:ニコール・キッドマン、ジョセフ・ファインズ、ヒューゴ・ウィーヴィング 上映時間:111分 評価★★★(五段階) 鑑賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2016年劇場鑑賞40本目 



ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

 【ストーリー】
 オーストラリアの砂漠地帯の中にある小さな町。キャサリン(ニコール・キッドマン)とマシュー(ジョゼフ・ファインズ)一家は、ある事情からこの町に逃げるようにして引っ越してきた。

 町を砂嵐が襲った夜、15歳の娘、リリー(マディソン・ブラウン)と、その弟トミー(ニコラス・ハミルトン)が忽然と姿を消してしまう。夏の砂漠地帯では野外では3日と生きられない。地元の警官レイ(ヒューゴ・ウィーヴィング)を中心に捜索が続くが、2人は見つからない。夫婦は互いに相手のせいだと思うようになり、町の人からも好奇の目でみられるようになり…

 【感想】
 ニコール・キッドマンの脱ぎっぷりはさすが。もう50歳近いのに、全然色香は衰えておりません。さて、リリーもニコールの子供らしく早熟で、露出の多い服を着て、15歳なのに男と遊び回っています。そんな娘の色気に対して、母というより同じ女としての嫉妬が見られることが第一のポイント。

 さらに、マシューのほうも、子供をかわいがるというよりも、大人の女へと成熟していく自分の娘への接し方がわからない。娘と交際していた相手へ暴力をふるいまくる様子は、自らの所有物を他人に奪われたような嫉妬心も垣間見られます。これが第二のポイント。

 さらに第三のポイントとして、弟のトミーも、姉への両親の態度や、姉そのものの女としてのふるまいに抵抗を感じていたのでしょう。彼は夢遊病のような徘徊をしていました。こんな壊れた家庭の最後の臨界点が、子供たちの行方不明事件です。家出か事故かそれとも事件か。町の先住民に伝わる、子供たちが裁くの神である虹蛇にさらわれたという伝説もあり、ミステリーの要素はますます強くなっていきます。

 ただ、基本的には一家の心理(+レイの心理)に重点を置かれて、外見的には派手な部分がないところと、ラストはオーストラリアの大地、風土のことを理解していないと、わかりにくいというところで、賛否が分かれるのではないでしょうか。僕自身、好みかどうかというと、微妙なところ。ただ、ニコールが脚本にほれこんだというのはなるほどなあ、という気がします。
posted by 映画好きパパ at 08:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック