2016年03月31日

エヴェレスト 神々の山嶺

 夢枕獏の山岳小説を、演技派キャストで映画化しましたが、去年のハリウッド版「エベレスト3D」とSFXではまったく勝負にならないうえ、肝腎のストーリーも総集編のようでとばしすぎ。途中うとうとしました。現地まで行った俳優陣はがんばっていたのに、もったいない。

 作品情報 2016年日本映画 監督:平山秀幸 出演:岡田准一、阿部寛、尾野真千子 上映時間:122分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2016年劇場鑑賞62本目 





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 【ストーリー】
 1993年、ネパールのカトマンズで山岳写真家の深町(岡田准一)は古道具屋で、伝説の登山家マロリーが所有していたかもしれないカメラを発見して買い取るが、2人組の男に、それは自分たちから盗まれたものだと主張されて、返却することになる。その一人はエベレスト登山中に行方不明になった天才登山家・羽生(阿部寛)だったが、すぐに姿を消してしまう。

 マロリーと羽生という二人の伝説を本にできないかと深町は興奮する。帰国して、羽生の足跡をたどった深町は、羽生と一緒に登山をしていた際に死亡した岸(風間俊介)の妹、涼子(尾野真千子)と出会う。涼子は羽生の元恋人でもあり、2人は再びネパールに戻り、羽生の行方を捜す。

 【感想】
 岡田、阿部の熱演は見事。羽生の冬山で死にかけながらも、歯をつかってザイルを上り、必死の思いで生還する様子や、足を滑らせた岸がザイルで宙ぶらりんになり、2人とも死ぬか、自分だけ助かるか究極の選択を迫られた様子など、完全に孤高の天才クライマーを再現しています。

 一方、深町も山男の一人として、そんな羽生にしだいにひきずりこまれていく狂気ぶりがよく描けており、特にクライマックスのエベレストのシーンは、やっぱり、岡田はうまいなとしみじみ思わせてくれました。このほか、出番は短いけど、風間の羽生への心酔っぷりも印象的で、見応えのある演技合戦でした。

 しかし、谷川岳での冬山のSFXがあまりにもちゃちで、嫌な予感がしたのですが、肝腎のエベレストでも、「エベレスト3D」と違って、猛吹雪とかみていて、迫力があまりにもないんですよね。さらに、細部の撮影で首をかしげるところもあり、例えば、若い頃の羽生が空港で荷降ろし作業をしているときに、エリート登山家の佐々木蔵之介と出会うシーンがあるけれど、後にとまっている自動車が今の車なんです。東宝の大作なんだから、当時の車を用意するか、CGで消すか何とかしろよとおもうのですが、そんな感じで、注意も散漫になってしまいました。

 テーマ、俳優はいいのに非常にもったいない。僕は山はやらないのですが、山好きの人がみれば、また別の感想になるかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(8) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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