2016年04月05日

見えない目撃者

 事件を目撃した盲目の女性をめぐる韓国のサスペンス映画「ブラインド」(未見)を、アン・サンフン監督が中国でセルフリメイクした作品。欠点はないのだけど、飛び抜けたおもしろさもないといった手堅い作品というのが正直な感想でしょうか。
 
 作品情報 2015年中国映画 監督:アン・サンフン 出演:ヤン・ミー、ルハン、ワン・ジンチュン 上映時間:112分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2016年劇場鑑賞66本目





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 【ストーリー】
 警察学校に入校したルー(ヤン・ミー)は、学校を辞めてバンドのボーカルになるといった弟のリャン・ツォン(リウ・ルイリン)を強引に連れ戻そうとするが、その際に交通事故に遭い、リャンは亡くなり、ルーも失明してしまう。

 3年後、警察学校をやめてひっそりと暮らしていたルーは大雨の日に乗り込んだタクシーの運転手の様子がおかしい。無理矢理ルーにコーヒーを飲ませようとして、抵抗しているうちにタクシーは女性をはねてしまう。運転手ははねた女性をトランクにいれ、ルーも拉致しようとしたが、通行人が現れ、ルーを置いて逃げてしまう。警察に通報したルーのことを担当のタン刑事(チュウ・ヤーウェン)は最初は取り合わなかったが、彼女の観察眼の鋭さを次第に認める。ところが事故の目撃者として名乗り出たリン・チョン(ルハン)の証言とあまりにも違っていた。一方、タン刑事は、連続女子大生失踪事件とかかわりがあるとにらむのだが、目撃者であるルーとチョンにも犯人の魔の手が及び…

 【感想】
 ヤン・ミーのきりっとした表情と、ルハンの子犬のような甘えた表情がうまくミックスしており、これに犯人役のチュウ・ヤーウェンの狂気や、チュウ・ヤーウェンの一見頼りなさそうだけど実は名刑事という演技があわさり、登場人物はオーソドックスだけど見応えがありました

 序盤で犯人が分かってしまうため、犯人あてではなくて、目が見えないルーがどのように逃げるかのサスペンスで、盲導犬も大活躍したりするのですが、リアルに考えると、目撃者を消すのは、かえってその証言の信憑性を高めるから、マイナスでないのかと思ったり、そもそもルーは失明しているわけだから、もっと簡単におそえるだろうにとか、突っ込みどころはあります。ただ、犯人がルーに対して勝手に自己投影していたというエクスキューズがはいるので、破綻まではいかないかな。

 ただ、全体的にありがちなプロットですから、正直、日本人キャストの2時間ドラマであってもおかしくない。もちろん、ルーがおそわれる夜の恐怖などはスクリーンでみたほうが迫力があるのだけど、2016年にわざわざ見なくてもというのが率直な感想。

 エピローグはちょっと強引な感じで、なんでこうなったか、というところも。まあ、御都合主義的なところは映画だからといえばそれまでなのですけど、全体的に極端な欠点はないけど、物足りない感じの作品でした。
posted by 映画好きパパ at 05:43 | Comment(0) | TrackBack(2) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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