作品情報 2015年日本映画 監督:羽住英一郎 出演:山田涼介、二宮和也、桐谷美玲 上映時間:112分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2016年劇場鑑賞67本目
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【ストーリー】
椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組も卒業まで半年とせまった。その間に、担任である謎のタコ型生物「殺せんせー」(声・二宮和也)の暗殺に成功しないと、地球は破滅してしまう。だが、渚(山田涼介)をはじめとする生徒たちは、落ちこぼれの自分たちに初めて正面から向き合ってくれた殺せんせーに対して、次第に複雑な思いを抱いていた。
そんななか、新たな暗殺者が登場し、殺せんせーを追い込む。それはなんと、クラスメイトのカエデ(山本舞香)だった。彼女は、姉の敵討ちだと叫ぶ。彼女の姉こそ、クラスの前の担任、雪村(桐谷美鈴)だった。いったい、殺せんせーと雪村の間に何があったのか、哀しい過去が明らかになる。
【感想】
桐谷美鈴は巨乳じゃないのに、よく頑張った(笑)というのが見所でしょうか。それはさておき、前作は笑いと根性がクローズアップされていて、見ていて楽しかったのですが、今作は、殺せんせーの哀しい過去と、そもそも、3月までに暗殺できるのか、というシリアス部分がメインになってしまい、個人的にはちょっと残念。そうはいっても序盤の学園祭編は十分笑えましたが。
中盤からはカエデとの対決、日本政府の特殊部隊と3年E組の大規模な対決、そして、殺せんせー誕生のラスボス、柳沢博士(成宮寛貴)との対決などアクションがテンコモリ。ラスト対決のCGもスムーズで、邦画でみると上々だし、大規模対決シーンは、気持ちよさそうにバズーカ砲をぶっ放すビッチ先生(知英)をはじめ、E組関係者の大活躍がたのしく見られます。
ただ、やはり重たい話や泣かせる話にしなくてもという気もしましたが、卒業がテーマなのでしょうがないのかな。エピローグ的な話は、うまくオチがついているし、羽住監督らしいエンディングロールで流れる楽しい撮影風景もにんまりできるので、見終わった後の印象は爽快ですが。
山田が主演ですが、本作では二宮が殺せんせーになる前の姿も含めて、主役といっていいほどの活躍ぶり。特に、柳沢の組織にとらえられて人体実験に怒りながら、雪村と心を通わすシーンは、さすが二宮の演技力と感心しました。しかも殺せんせーの声までやってるわけですから。生徒役では山本舞香がアクションをよく頑張っていたのと、無力化された自立砲台の律(橋本環奈)がツボにはいりました。あと、成宮は悪役がよく似合いますね。
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