作品情報 2015年アメリカ映画(アニメ) 監督:ピーター・ソーン 声の出演:石川樹、安田成美、松重豊 上映時間:93分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2016年劇場鑑賞70本目
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【ストーリー】
地球に隕石が激突せず、恐竜が滅びなかった世界。恐竜は進化して、大型草食恐竜アパトサウルスの一家は、畑に作物を植えて暮らしていた。3人の子供のうち、アーロ(石川樹)は臆病でニワトリにすら怯えるありさま。父のヘンリー(山野井仁)は、心配しつつも、いつかはアーロが立派な恐竜になると信じていた。
最近、小さくてずるがしこい生き物が作物の貯蔵庫を荒らす。ヘンリーはアーロに捕まえるよう命じるが、アーロは逃がしてしまう。怒ったヘンリーはアーロと一緒に急峻なギザギザ山に生き物を捕まえに行くが、嵐と洪水に遭い、アーロを助けようとしたヘンリーはおぼれ死んでしまう。アーロは父の敵だとその小さな生き物、人間の少年をやっつけようとして河の中に落ちてしまい、少年に助けられる。彼をスポットと名付けて、一緒に家に帰ろうとするうちに、次第に心が通い出し。
【感想】
ひ弱なアーロが、スポットとの友情と数々の冒険を乗り越えて成長する物語はオーソドックスな作り。ただし、ヘンリーの死の原因が、アーロとスポットに責任があるよな、という感じは最後まで消えず、素直に楽しめなかった部分もありました。
恐竜が進化し、スポットはアーとかウーとしかいえず、犬のように懐くという設定はアメリカでは不評だったみたいで、ピクサー初の赤字作品といわれています。アーロもかわいいというより、キモかわいいから、好みが分かれるでしょうしね。
ただ、意外な人物(恐竜)が味方になったり、最初はちっぽけなスポットに守られていたアーロが、自分の命もかえりみずに、スポットを助けるために奮闘したりするシーンは、ベタですが良かった。もうちょっと敵が強大なほうが良かった気もしましたけどね。
恐竜はトリケラトプス、プテラノドン、ティラノサウルスなど有名どころがでているので、アニメでデフォルメされているとはいえ、メインターゲットの男の子にはうれしいのでは。日本語吹き替えも、俳優陣と声優陣がうまい具合にミックスされており、ティラノサウルス役の松重豊とか、はまり役でした。小学生ぐらいの男の子を連れて見に行くにはいいと思います。
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