作品情報 2016年日本映画 監督:三池崇史 出演:伊藤英明、武井咲、山下智久 上映時間:108分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2016年劇場鑑賞93本目
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

にほんブログ村
【ストーリー】
近未来、人口爆発に悩む人類は火星に移住を計画し、その前段階として、コケとゴキブリを移植した。数百年後、火星は異常進化した巨大ゴキブリ「テラフォーマー」によって制覇されていた。そのことを把握した日本政府は極秘に、小吉(伊藤英明)、奈々緒(武井咲)らのチームを送り出す。
メンバーは犯罪者や食い詰め物たちばかりで、プロジェクトの責任者、本多博士(小栗旬)の甘言にだまされていたのだ。高度な殺傷能力をもつテラフォーマーに対抗して、メンバーは手術によって、それぞれ違った昆虫のDNAを組み込まれており、想像もつかない戦いが始まっていく。果たして、火星の運命は。
【感想】
予告編でちょっと見せすぎなのがマイナスでしたが、CGでちょっときもいテラフォーマーと、小吉たち人間が変化する生物の戦いは、見世物のようで笑えました。伊藤、武井といった人気俳優がよくここまで変なメイクができたなと思うし、中でもコスプレショーというより、完全に成り切っていた菊地凛子と小池栄子の女優魂はすばらしい。
ストーリーをまじめに追ってても突っ込みどころだらけです。ブレードランナー以来多くの映画にパクられた近未来の都市の様子や、ヘアスタイルだけでもアブノーマルな小栗の怪演、そして、伊藤の熱い戦いぶりを頭を空っぽにして見るのが正しい見方ではないでしょうか。
テラフォーマーとの戦いはそれぞれ特色があり、うーんとカネがかかった特撮ヒーロー物。実は、特撮ヒーロー大国日本ですが、このレベルで成功した作品というのは他にあまり思い当たりません。テラフォーマーズはよくやった方ではないでしょうか。
各昆虫の生態を解説する池田秀一(シャアの声の人)のナレーションも、往年のアニメをみているようで楽しかった。まあ、敵も味方もばっさばっさとやられていき、あまりにも馬鹿馬鹿しい戦いは痛快だったけど、G指定とはいえゴキブリが苦手なら、ちょっときもいかも。
【2016年に見た映画の最新記事】