作品情報 2015年アメリカ映画 監督:J・ブレイクソン 出演:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、アレックス・ロー 上映時間:108分 評価★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2016年劇場鑑賞94本目
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【ストーリー】
異星人が地球を侵略しにきた。彼らは第一波攻撃で地球上の電気を止め、第二波で津波、第三波で病気をばらまいた。そして、第四波の地上攻撃が始まった。
女子高生のキャシー(クロエ・グレース・モレッツ)は、異星人のウイルスで母を失い、父のオリヴァー(ロン・リヴィングストン)と幼い弟のサム(ザカリー・アーサー)ともに、避難キャンプにいた。そこへ、陸軍のヴォーシュ大佐(リーヴ・シュレイバー)が救出にきて、子供たちを避難させる。その際の混乱で、サムは陸軍基地に行ったものの、キャシーはその場に置き去りに。さらに、オリヴァーも死んでしまう。キャシーはサムと再会するため、危険を覚悟で陸軍基地へ向かう。
【感想】
単純にいうと、クロエ・グレース・モレッツが美人に成長して地球は救われるという、身も蓋もない内容。もし、キャシーが不美人だったら、その場で地球は滅んでいたでしょう。まあ、ティーン向けのSFだから仕方がないとはいえ、予告編を見るとパニック超大作かと思ったのに、肩すかしであることこのうえない。
冒頭、キャシーがけが人を撃ち殺すシーンから始まります。ハリウッド映画の定番からいけば、未成年の主人公が無関係の人を殺害するというのはあまり例がないのですが、その後に一切つながらず、単にサバイバルが大変だというのを写したいだけで、意外な気がしました。
それはさておき、キャシーが足のけがを治療するシーンでは太ももがあらわになりますし、普通の女子高生だったのに、軍人も殺害するほど強くなるし、クロエファン向けのサービスでおなかいっぱい。ただ、キャシー中心になるので、序盤の世界的なパニックシーンが、彼女の周りと、サムの様子しか移さないスケールが著しく小さくなったのは笑いました。宇宙人もこれだけの科学力があるなら、さっさと滅ぼせるのに。
脇役では、リーヴ・シュレイバーがせっかく「スポットライト」で良い役をやっていたのに、また、こんなしょぼい作品に出ていて失笑しました。さらに、マリア・ベロに至っては、こんなおばちゃんでちょい役になってと涙がでそう。
ジュニア向けSF小説三部作のうち第一部の映画化でラストも「俺たちの戦いはこれからだ」エンド。これで、第二部、第三部が映画化されなかったら、何が何だかわからないレベルの作品になっちゃうよ。
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