作品情報 2015年日本映画 監督:三木康一郎 出演:高畑充希、岩田剛典、阿部丈二 上映時間:112分 評価★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2016年劇場鑑賞120本目
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【ストーリー】
仕事もプライベートも冴えないOLのさやか(高畑充希)は、2月の雪の日、自転車置き場にイケメンの青年(岩田剛)が倒れているのを見つける。「お腹がすいて動けない。お嬢さん俺を拾ってくれませんか」といわれ、家に連れて行ってカップラーメンを食べさす。
いつきと名乗った青年と半年だけ同居することになったさやか。彼が植物に詳しく、ごはんも美味しく作れることに驚く。同居生活のうちに、彼との関係が深まっていくさやかだが、半年後、いつきは突然姿を消し、さやかは彼のことを何もしらないことに気づく。
【感想】
三木康一郎監督はホラー作品が多いし、高畑はきまじめな演技をするので、妙にホラーチックに感じてしまいました。単純なラブストーリーにみえません。無警戒のため、青年にヤリ捨てられたさやかが、妄想していたと考えるほうが、ほぼ無関係な女性(今井華)へのストーキングや、瞬間異動したとしか思えない動きも納得できます。
登場人物はとにかく薄っぺら。いくらイケメンでも見ず知らずの男を家に泊めて、それでいて、性的な行為は何もしないって、中学生でしょうか。いつきは少女漫画原作の他の映画でも今時いないような白馬の王子様で、行動理由はとにかく怪しいし、それ以外の脇役も、さやかにセクハラ、パワハラする嫌な上司や客。それに、不審な行動でさやかに言い寄る変な先輩と、生きたキャラクターがいない。
それはさておき、動員数ではズートピアを抑えて見事初登場一位になりました。難しいことを考えずに、疲れた頭にはたっぷりと甘い恋愛ドラマを楽しみたいという人が多いのでしょう。個人的には2人の恋愛よりも、いつきが作る野草料理のほうがおいしそうにみえました。
岩田は子犬のような笑顔は似合ってますし、高畑との野草摘みデートはほほえましいので、絵的にはほっこりするかな。
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