2016年06月22日

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出

 イギリスの第二次大戦の戦勝記念日に、エリザベス王女と妹のマーガレット王女がお忍びで外出したという実話を元に描いた一夜の物語。「ローマの休日」的なロマンティックな部分もあり、小粋な小品に仕上がっています。

 作品情報 2015年イギリス映画 監督:ジュリアン・ジャロルド 出演:サラ・ガドン、ジャック・レイナー、ベル・パウリー 上映時間:99分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:角川シネマ新宿 2016年劇場鑑賞124本目 



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 【ストーリー】
 1945年5月8日、ドイツ降伏の日。国中が祝賀ムードに包まれる中、エリザベス王女(サラ・ガドン)とマーガレット王女(ベル・パウリー)は、特別な夜を国民とともに祝いたいと、国王(ルパート・エヴェレット)と王妃(エミリー・ワトソン)に願い出る。

 厳格な王妃は渋い顔をするが、国王は、自分のスピーチを聞いた国民の反応を聞くようにと命じて、外出を許可する。ただし、護衛付きで午前1時までに帰ってこいと。奔放なマーガレットは護衛の目を盗んで町中へ消え、慌てたエリザベスも追いかける。しかし、バスの乗り方すら知らない彼女を、親切な空軍兵士のジャック(ジャック・レイナー)が助けてくれて…

 【感想】
 宮殿前やトラファルガー広場などでロケを行い、大勢のエキストラを使って戦勝記念日のムードをだした撮影クルーはすごい。宮殿には本物のエリザベス女王がいたので、ロケ隊の様子をお忍びでみていたかもしれません。それにしても、美術、衣装など当時の雰囲気がよくでていました。

 「ローマの休日」のような最初から最後まで想像のつくストーリーかもしれません。けれども、ジャックに町を案内され、庶民の悲しみ、苦しみ、そして喜ぶ姿をみせられて、平等で平和な世の中を作ろうと決意していく姿が、セリフでわざわざいわなくても伝わってきましたし、その後のイギリスの歴史を考えると感慨深い。

 また、きまじめなエリザベスに奔放なマーガレットといった組み合わせも、イギリスの現代史をしっていれば興味深いですね。実際にはフィリップ殿下との恋愛があったわけですから、ジャックとの逢瀬は考えられないのですが、王室の窮屈な生活から抜け出して、一夜の冒険を楽しみ、ジャックに淡い好意を寄せるエリザベスの姿はほほえましい。護衛のだらしなさは日本だったら考えられないけど、まあ、戦争直後のイギリスですしね。

 サラ・ガドンはカナダ人なのに、ノーブルな王室の雰囲気が良く出ていました。勝ち気で聡明、だけど外の世界でまごつく様子は、王女そのもの。ファッションもよく似合ってます。さらに、戦争直後で何でもありの風潮や、一般家庭にも国王の写真が飾られているなど、時代風景もよくでています。みているだけで、心が温まるような作品でした。
posted by 映画好きパパ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(3) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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