作品情報 2015年アメリカ映画 監督:ジョン・ウェルズ 出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、オマール・シー 上映時間:101分 評価★★★(五段階) 観賞場所:角川シネマ新宿 2016年劇場鑑賞144本目
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【ストーリー】
天才シェフのアダム(ブラッドリー・クーパー)はパリで2ツ星レストランのシェフだった。、傲慢なうえ、酒、麻薬、女におぼれ、パリのレストラン業界を追放になる。3年後、かつてのオーナーの息子トニー(ダニエル・ブリュール)の協力を得て、ロンドンに戻ってくる。
パリ時代の同僚ミシェル(オマール・シー)や、彼が才能を見込んだ女性エレーヌ(シエナ・ミラー)らをスカウトし、念願の三ツ星目指して、レストランをオープンしたアダムだったが…
【感想】
序盤、アダムがシェフに復帰し、レストランオープンのために仲間を誘っていくシーンまでは面白く見られました。ところが、「7人の侍のように仲間を誘いたい」というセリフがあったのですが、仲間でしっかりえがかれているのはせいぜいエレーヌぐらい。あとは、スカウトしたあと店でどんな役割をしているのかも不明瞭で、完全にアダムにしかスポットがあびません。
また、料理もたまたま満腹時にみたからでしょうか、凝っているのかもしれませんが、これが世界トップクラスの料理だといわれても、ふーんとしかいいようがありません。もちろん、一流レストランの協力をえているから、最高峰のメニューなんでしょうが、結局、料理にたいする偏執狂的な部分は感じられても、愛情が感じられなかったのですよね。
あと、シェフがタバコをすぱすぱ吸っていたり、ミシュランの調査員だけを異様に気を使ったりと、ちょっと首を捻る場面も。僕がお客さんだったら、こんなことをされたら怒りますよ。仲間が大切みたいなシーンもとってつけたようだし。
ブラッドリー・クーパーは俺様的な主人公ははまってましたが、シエナ・ミラーがボサボサのシングルマザーという役はちょっと意外でした。また、評論家役のユマ・サーマンがおばさんになっていてびっくり。アリシア・ヴィカンダーとかエマ・トンプソンとかなにげに豪華な人がそろってました。
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