2016年07月30日

ミモザの島に消えた母

 幼い頃のトラウマから解放されるべく、家族の秘密を探る主人公がたどりついた場所とは。フランス映画らしい濃密な雰囲気は楽しめますが、愛がすべてなのかという気もしてしまいました。

 作品情報 2015年フランス映画 監督:フランソワ・ファヴラ 出演:ロラン・ラフィット、メラニー・ロラン、オドレイ・ダナ 上映時間:101分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 2016年劇場鑑賞162本目



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 【ストーリー】
 30年前、西フランスのミモザの咲く島で母クラリス(ガブリエル・アトガー)が水死したトラウマを40歳になってもひきずるアントワン(ロラン・ラフィット)。なぜ母が死んだのか知りたい彼は、妹のアガッタ(メラニー・ロラン)とともに久しぶりに島を訪れるが、当時のことをしる島民たちは口が重い。

 アントワンは父親のチャールズ(ウラディミール・ヨルダノフ)や祖母のブランシュ(ビュル・オジエ)にも問いただすが、はぐらされている感じは否めない。クラリスの写真もすべて処分されており、何か隠された真実があると、ますます真相解明にのめり込むアントワンに、アガッタすらあきれるのだが…

 【感想】
 フランス映画の雰囲気が好きな人にはたまらない、家族のミステリー。ただ、アントワンがなぜそこまでのめりこむのか、というのが今一つわからない。まあ、実際に子供の頃に母親が亡くなったら、ここまでトラウマに残るのかもしれませんが。

 また、「愛」の形もさまざまであり、自分が親の立場ということもありますが、アントワンよりもチャールズやブランシュに肩入れしたくなります。まあ、フランス人だから、こういう愛を優先するのかな。

 ただ、逆に両親との関係に失敗したアントワンが離婚にもかかわらず、自分の子供たちとの仲を修復しようとする場面はぐっときました。本人は否定するけど、最初は父親そっくりの頑固で分からず屋だったのが、徐々に変化していく。それが子供たちとの距離を縮めていきます。世代の差が悲劇をよんだという面もあるのかも、と思いました。

 フランスの美しい田舎町のたたずまいや、眼鏡っ子になったメラリー・ロランの美貌など、眺めている分には十分美しいかった。絵画のような作品といってもいいかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 07:36 | Comment(0) | TrackBack(4) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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