作品情報 2016年アメリカ映画 監督:ポール・フェイグ 出演:メリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグ、クリス・ヘムズワース 上映時間:116分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ららぽーと横浜 2016年劇場鑑賞181本目
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【ストーリー】
コロンビア大で物理を教えるエリン(クリステン・ウィグ)は子供のころ幽霊を見た経験から、学校で気持ち悪いといじめられた経験があり、唯一の友人だったアビー(メリッサ・マッカーシー)と心霊現象について本を書いたことがあった。その本がネットで話題になり、物理学の教師が心霊現象を教えるなんてと、別の大学の教師だったアビーともどもクビにある。
そのころニューヨークのあちこちでゴーストの目撃情報があがった。アビーの助手のマッドサイエンティスト、ジリアン(ケイト・マッキノン)、地下鉄駅職員でゴーストに遭遇したバティ(レスリー・ジョーンズ)とともに、女性だけで幽霊退治をする「ゴーストバスターズ」を結成する。実は、ゴーストの大量出現の裏には恐るべき陰謀が隠されていて…
【感想】
メンバー全員が女性のうえ、無駄にイケメンだけど天然ボケで問題ばかり引き起こすケヴィン(クリス・ヘムズワース)が受け付けとして4人にこき使われていることもあり、なんか知らないけど、フェミニズムにこびているという批判がアメリカで巻き起こったそうです。
でも、そんなこと関係なく、4人ともキャラがたっており、ダメな中年が再起を図るというのは応援したくなるし、無駄に強力な兵器で、軍隊もかなわないゴーストにも立ち向かうアクション場面もいけています。特にモデル級の美人はおらず、普通の中年のおばちゃんたちが苦労してがんばっているところがいいですよね。ところどころ軽い下ネタを挟むのも、おばちゃんぽくてクスリと笑ってしまいます。こうした女性の活躍を認めないことを映画の中の政府は押さえつけようとしていますが、現状の反映かも。
ゴーストの映像が怖いけどどこかかわいらしさがあったり、ホラー映画にしては露骨に被害者が死ぬシーンがないから家族で見に行くのもいいかも。ノリノリのテーマ曲(あまちゃんで杉本哲太が歌っていたやつ)もいいですし、エンディングクレジットで、クリス・ヘムズワースのきれっきれのダンスを眺めるのも楽しかった。
オリジナルをしらなくても大丈夫ですが、旧作の重要人物もカメオ出演。ビル・マーレイが幽霊の存在を信じない博士役だったり、シガニー・ウィーバーがジリアンの恩師だったりと、オリジナルへのリスペクトもあったし、「ゴースト」(デミ・ムーアの90年代のヒット作品)への言及もあったし、僕のようなオジサンの映画ファンにも十分楽しました。
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