作品情報 2016年アメリカ映画 監督:ブライアン・シンガー 出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、オスカー・アイザック 上映時間:144分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ららぽーと横浜 2016年劇場鑑賞184本目
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【ストーリー】
古代エジプト。初めて誕生したミュータント「エン・サバ・ヌール」(オスカー・アイザック)はアポカリプスという神としてあがめられていたが、ピラミッドの奥深くに封印されていた。1983年、封印が偶然とかれて、アポカリプスは復活。堕落した人類をいったん滅ぼして新たに世界を作ろうと企む。
アポカリプスは4人の騎士を従える。力のあるミュータントを選んでいたアポカリプスは人類に絶望しているマグニート(マイケル・ファスベンダー)を最後の一人に選ぶ。ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)らはマグニートを止めようとするのだが、アポカリプスは若いミュータントの教育に励むチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)に目を付ける。
【感想】
地球の存亡をかけた戦いということで、予告編では次々に壊滅する大都市がみられましたが、破壊シーンはじつはそれだけ。インデペンテンスデーをはじめとする最近のSF大作でもう食傷気味なんですが。アポカリプスたちとの戦いも、「フューチャー&パスト」の現在(1970年代)と未来での戦いのほうが、よほど迫力があったぞ。
また、「ファースト・ジェネレーション」にあったような善と悪とは何か、ミュータントを差別の比喩にしているといったような視点も、ちょっと上っ面をなでただけという感じが否めませんでした。そもそも、アポカリプスが神に近い役割のはずなのに、どんどんしょぼくなるというのも残念。戦いの絶望感とかがないんですよねえ。
ただ、ギャグパートをまじえて、長さを感じさせないのはさすが。シリーズを通して悪役のストライカー大佐(ジョシュ・ヘルマン)のオバカぶりとか、ピーター(エヴァン・ピーターズ)が爆発に巻き込まれた人々を救う場面とか、ああいう緩急の付け方はうまかった。
やっぱりアメコミ映画は自分のなかではお腹いっぱいなので、評価が辛めになったのかもしれません。でも、アメリカでもロッテントマトで50%切ってるなど、本作の評判はそれほど高くないので、あまり期待のハードルをあげないほうがいいかもしれません。
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