作品情報 2016年日本映画(アニメ) 監督:湯山邦彦、榊原幹典 声の出演:井上真央、鈴木亮平、八嶋智人 上映時間:89分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2016年劇場鑑賞190本目
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【ストーリー】
地方都市で優しい女の子リエちゃん(寺崎裕香)に飼われていた黒猫の子猫ルドルフ(声・井上真央)。リエちゃんが毎日、外に出るのを不思議に思い、自分も外に出たルドルフだが、外の世界は自動車など危険がいっぱい。魚屋に泥棒猫と間違えられ、トラックの荷台に隠れるが、なんとトラックは動きだし、東京の下町に連れてこられてしまう。
最初は震えていたルドルフだが、町のボス猫(鈴木亮平)に助けられ、野良猫のルールを教えられる。野良猫だから人間がいろんな名前を付ける。そのため、ボス猫の名前を「イッパイアッテナ」と思い込んだルドルフ。イッパイアッテナは、野良猫が生き残るためには人間の文字が読めることが大切だと教える。お調子者のブッチー(八嶋智人)という友達猫もできたルドルフだが、リエちゃんの元には戻りたくて…
【感想】
1980年代の児童書のベストセラーで、NHKでも放送されたそうですが、しりませんでした。最近TOHOシネマズのオープニングでやるので、初めてしったぐらい。個人的には娘に見せたいのだけど、本人に拒否されて、しょんぼりしています。
それはさておき、冒険をして単純なハッピーエンドの「ペット」と違い、冒険のレベルは日常で起こりそうなものばかりですが、ルドルフが子猫なだけに、かえって、挑戦とか勉強とかそういうのの大切さがよくわかります。いじわるな巨大犬
子供向けのお話しだから、突っ込みどころはあるとはいえ、いくつになっても大切なことを猫の成長を通して教えてくれます。友情や仲間の大切さ、勇気をもって挑戦しなければならないこと、そしてやさしさとは何か。もちろん、勉強の大切さもね。それでもお説教にならず、ふんわり心に溶け込むように入ってくる作品でした。
井上は子猫役ですけど、子役から演技をしているだけあって、こういう声優もうまいですね。鈴木の野太い声と好対照で、良いかけあいになりました。八嶋、古田という演劇畑の人もさすがのうまさ。町のマドンナ猫に水樹奈々というキャスティングもうならされました。
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ところで、犬の名前はサタンではなくデビルでした。
すぐに直します