作品情報 2016年アメリカ映画 監督:ジョン・ファヴロー 出演:ニール・セティ、ビル・マーレイ(声)、ベン・キングズレー(声) 上映時間:106分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2016年劇場鑑賞191本目
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

にほんブログ村
【ストーリー】
ジャングルを旅行中に父親をどう猛なトラのシア・カーン(声・イドリス・エルバ)に殺された赤ん坊モーグリは、クロヒョウのバギーラ(声・ベン・キングズレー)に助けられ、ラクシャ(声・ルピタ・ニョンゴ)たちオオカミの群れに育てられた。
少年になったモーグリ(ニール・セティ)だが、人間を敵視するカーンに見付かってしまう。ラクシャたちに迷惑をかけないよう群れから抜け出し、人間の村へと向かうモーグリだが、カーンはしつこく狙ってきて…
【感想】
50年前にアニメ化されてますが、タイトルのみで未見。しかし、今夏はターザンもあり、両方とも往年の名作ですが、なぜ同じ時期にというのは不思議な気がします。ただ、悪い人間がいっぱいでてくるターザンと違い、本作はモーグリ以外の人間は基本的に登場せず、動物たちの物語です。
オオカミとかクロヒョウとか強面の動物がモーグリの味方で、インドのジャングルだったら王者のはずのトラが悪役というのはなんとなく不思議。さらに、悪役に巨大猿なんかもでてきます。モーグリの言葉が通じる動物と、しゃべれない動物がいるというのはどういう設定なのか良く分かりませんでした。
オオカミ一家をはじめ、旅先で出会うのんびりグマのバルー(声・ビル・マーレイ)など、動物たちと仲良く暮らすモーグリ。それでも、ジャングルは弱肉強食。巨大な蛇(声・スカーレット・ヨハンソン)に騙されそうになったり、命の危機は結構ころがっています。クロヒョウやオオカミは肉食だから、草食動物と仲良しのシーンがあるのは、そうした場面と違ってちょっとおかしいかも。
動物たちの掟として、人間の道具はずるということになっていましたが、バルーとの出会いで、人間らしさも自分の個性だとわかったモーグリ。彼の成長物語としても、ストーリーはうまくできています。火を怖がらないのは人間の特長なのだと改めて実感しました。
また、すべてスタジオで撮影したとは信じられない、画面上のジャングルをみていると、映画はどこまで進歩するのか、楽しさとちょっぴり不安も感じられました。
【2016年に見た映画の最新記事】