2016年09月15日

ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS

 TBSテレビの深夜ドラマの劇場版ですが、主役コンビがドラマ版をみていないと良く分からない上、一種の狂言回しになっており、映画版だけみても、今一つ。熊切監督らしいドライで70年ちっくな感じは悪くないのだけど。

 作品情報 2016年日本映画 監督:熊切和嘉 出演:松田翔太、浜野謙太、須賀健太 上映時間:116分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2016年劇場鑑賞199本目



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 【ストーリー】
 東京在住の密入国外国人は自らを守るため、裏都庁を作っていた。その警察組織ディアスポリスの久保塚署長(松田翔太)と相棒の鈴木(浜野謙太)は、弱き異邦人を守るため、日夜活動していた。

 中国人留学生崩れの周(須賀健太)と林(NOZOMU)が、外国人風俗嬢とヤクザを殺して、カネを奪って逃げた。久保塚達は捜査に乗り出すが、手下を殺された暴力団幹部・伊佐久(真木蔵人)も周たちの行方を追っていた。周は不法外国人のギャング組織「DIRTY YELLOW BOYS」の乗っ取りを企んでいた。裏社会の血で血を洗う戦いが始まろうとしていた。

 【感想】
ドラマ好きの僕ですら、番組の存在を知りませんでした。原作漫画も10年前ですし。そういうドラマを映画化して、しかも100館以上で公開して、客が入ると制作者側は本気で思ったのかなあ。そういう裏事情を映画化したそうが面白そう。

 松田翔太が原作の大ファンで、久保塚役を熱望したそうだけど、そういわれると松田優作の70年代ハードボイルドを何となく彷彿とさせます。ただ、時代が違うというのか、現在のすれた観客から見ると、突っ込みどころが多すぎ。例えば、久保塚たちは、周たちを追って、東京から名古屋、大阪、神戸などと転々するロードムービー。でも、ディアスポリスって二人しかいないのだから、そんなに長い間東京を留守していたら、東京での犯罪はどうするの?そもそも、裏署長だし松田翔太だのに、アクションが強くなくて、なんなんだべ。

 また、事件の参謀役の周も、頭がいいのか悪いのかわからない。切れたら何をするのか分からない怖さも、何も考えないで突っ込む頭の悪さをみると、参謀役というより、脳筋ちっくなんですが。クライマックスのアクションも、小さいことは目をつむっても、アウェイなのに、なぜ持ち主がその扉のことをしらないなど、ちょっと御都合主義的でした。

 それでも、周と林の過去(中国という実名は出さなかったけど、北京という地名をだしたのはなぜだろう)からくる絶望感、「俺たちに明日はない」的な虚無感を須賀とNOZOMUがよく演じていました。また、ラストも原作通りかもしれませんが、いかにも熊切監督だよなあ、という感じも悪くはありません。ドラマをみて、はまっていたらもうちょっと評価していたかもしれませんね。
posted by 映画好きパパ at 06:48 | Comment(2) | TrackBack(2) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドラマで予習してからですね。
応援しておきました。ポチッ
Posted by 矢田@医療職兼業トレーダー at 2016年09月15日 20:37
コメントありがとうございます。
ドラマをチェックしていなかったのは痛かったです
Posted by 映画好きパパ at 2016年09月15日 20:45
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「ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS」:竜頭蛇尾
Excerpt: 映画『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS』は、深夜ドラマの映画化
Weblog: 大江戸時夫の東京温度
Tracked: 2016-09-15 10:23

ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS ★★★
Excerpt: リチャード・ウーとすぎむらしんいちによるコミックを原作とする、『ライアーゲーム』シリーズなどの松田翔太が秘密組織の警官を演じたテレビドラマの劇場版。密入国外国人が作った秘密組織・裏都庁の警官が誘拐殺人..
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Tracked: 2016-09-15 15:49