2016年09月29日

ある天文学者の恋文

 ジュゼッペ・トルトナーレ監督の前作「鑑定士と顔のない依頼人」に続いて、死を目前にした老いた男と美しい女性の物語をミステリアスに描きます。雰囲気はさすがなんだけど、本当にこれが真実の愛なのか、個人的には疑問です。

 作品情報 2016年イタリア映画 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:ジェレミー・アイアンズ、オルガ・キュリレンコ、ショーナ・マクドナルド 上映時間:122分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2016年劇場鑑賞213本目



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 【ストーリー】
 天文学を学ぶ大学院生エイミー(オルガ・キュリレンコ)は、指導教官のエド(ジェレミー・アイアンズ)と秘密の恋愛関係にあった。だが、世界的な学者のエドとなかなか会えず、その分、メールや手紙、ビデオレターで交流を重ねていた。

 ある日、エイミーはエドが亡くなったことをしる。だが、相変わらずエドからのメッセージや贈り物が届き続ける。不思議に思ったエイミーは、エドの暮らしていたエディンバラや、イタリアの湖水地方を訪れ、エドの愛を確かめていく。

 【感想】
 愛の深さの感覚はよく分からないけれど、ここまで、相手を振り回すのって、その後も一生離れないわけだから、執念がすさまじすぎて、むしろ怖かった。このシステムを構築するのに、どれだけの労力が必要だったのか、エドのストーカー物語というべきなんでしょうか。

 エイミーが、メタ的な意味かもしれませんが、大学院生なのにアクション映画のスタントもやっていて、この設定もよくわからない。まあ、アクション映画の裏側や、オルガの美しいヌードをみれたのは、映画館で見て良かったと思いました。

 11人の平行世界なんて、思わせなぶりの単語もでてきたり、エンニオ・モリオーネの音楽をバックに旅情をまじえた謎解きのような雰囲気は悪くはないのですけど、正直、自分には理解できない世界だな。愛が永遠と思っているような女性向けの作品といえるでしょう。

 トルトナーレ監督はデビュー作の「ニューシネマ・パラダイス」がすごすぎて、それ以降は佳作は描くものの、傑作にはなれないという印象が続いています。それでも、映画史に残る作品を1本でも取れたというのは、監督として幸せなのでしょうけど。
posted by 映画好きパパ at 06:45 | Comment(2) | TrackBack(9) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
>愛が永遠と思っているような女性向けの作品といえるでしょう。
えええええっっっ〜?!
…ついついコメントをしてしまう失礼をお許しください。というのも私は正に正反対の、
ロマンを信じる(というより自分の思うままに若い女を養育したいと隠れた願望を持つ)男性向けの作品といえる、と思っていたので!!(笑)
こと程左様に、感じ方って十人十色ですよね…!
Posted by ここなつ at 2016年10月13日 13:45
ここなつ様
 感想ありがとうございます。
 そうなると、性別にかかわらず愛にロマンを感じる人向けでしょうか。
個人的には、そこまで縛られるって、すごいぞっとしましますけどね(笑)
Posted by 映画好きパパ at 2016年10月13日 17:20
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