作品情報 2016年アメリカ映画 監督:ポール・グリーングラス 出演:マット・デイモン、トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィカンダー 上映時間:119分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2016年劇場鑑賞231本目
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【ストーリー】
元CIAの暗殺者、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)が姿を消してから数年。一連の事件にかかわった元同僚のニッキー(ジュリア・スタイルズ)がCIAのコンピューターをハッキング。事件の裏にさらなる陰謀があることを突き止める。
CIA長官のデューイ(トミー・リー・ジョーンズ)は、サイバー部長のヘザー・リー(アリシア・ヴィカンダー)と、ボーンに恨みを持つベテラン暗殺者のアセット(ヴァンサン・カッセル)を使って、情報がボーンに渡るのを阻止しようとする。しかし、ボーンはCIAの裏をかき…
【感想】
アテネ、ベルリン、ロンドン、ラスベガスと世界をまたにかけるアクション劇。特に予告編でも流れるラスベガスでの車何台破壊したのかと思わせる壮絶なカーチェイスは、スクリーンでみる価値はあります。さらに、ハイテクを駆使して、他国の監視カメラを乗っ取ったり、データを消去したりというのはスパイ映画ならではのギミック。監視社会というテーマも今風です。
ただ、過去のシリーズでは絶体絶命の窮地をボーンの知恵と凄腕で乗り切っていたのですが、本作では知恵の部分があまりなかったのが残念。しかも、これまでの悪役は本部長だったのですが、いきなりCIA長官が悪役になってしまったので、全CIAがボーンを追い掛けると思いきや、敵がむしろスケールダウンしている気すらしてしまいます。
また、アリシア・ヴィカンダーは、ヘザー・リーの役をするには若すぎたような気がします。彼女のキャラクター、心情も今イチ伝わりにくい。ヴァンサン・カッセルも、最強の暗殺者という割にはへまばかりで、もっとボーンを追い詰めてほしかったのが正直なところ。
それでも、ボーンシリーズの復活はうれしいところ。手持ちカメラ風のぶれの多いアクションは、グリーングラス監督お手の物ですし。シリーズ未見の方は、過去作を見ていないとわかりにくいところがあるので、最低限、公式サイトとかで過去の流れをチェックしたほうがいいでしょうね。
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