作品情報 2016年日本映画 監督:佐藤信介 出演:東出昌大、池松壮亮、菅田将暉 上映時間:135分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2016年劇場鑑賞251本目
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【ストーリー】
名前を書かれた人は死ぬ「デス・ノート」。10年前にノートを操るキラ(藤原竜也)と世界的な名探偵L(松山ケンイチ)の対決で幕を下ろしたはずだが、死神の世界から新たにノートが人間界に送られ、再び次々にノートを使った殺人事件が起きていった。
警視庁のデス・ノート対策本部の捜査官、三島(東出昌大)のもとに、Lの後継者を名乗る竜崎(池松壮亮)が現れ、地上に6冊のデス・ノートがあることが明らかになる。一方、キラを神とあがめる紫苑(菅田将暉)は他のノート所持者を殺害し、自分が独占することを計画していた。そして、キラの恋人だったミサ(戸田恵梨香)に、ノートを独占することがキラの指令だと近づく。
【感想】
序盤、ロシアロケを行ったり(すべてのノートが日本にあったらおかしいですよね)、ノート所有者さくら(川栄李奈)の無差別テロなど、ワクワクしながらのスタート。三島、竜崎、紫苑の3人の知恵比べも面白かった。自信たっぷりの竜崎が、あっさり紫苑に見破られるパターンも、池松のオーバーアクションの演技もあって楽しめたけど。
ただ、終盤が説明不足もおびただしい。こうした破天荒な設定のSFってディテールはリアルにしないとだめなのに、なぜ、そうなったのか分からない場面の連続のうえ、ストーリーを盛り上げるための無理矢理なキャラの動き、さらに、登場人物のセリフだけで説明される場面の連続で、何だかなあという印象です。
3人の対決は見応えがあり、特に、池松、菅田は「セトウツミ」とは真逆の世界だけに楽しかったけど、それでも、終盤の失速感は補えませんでした。10年前からの続投では松田刑事(青山草太)が、相変わらずのお人よしぶりを発揮していたのはいいけど、ミサミサをもうちょっと、深いキャラクターとして扱っても良かった気はしたかな。
続編があってもいいような終わり方だったし、初動は良かったみたいなので、今後も続くのかもしれません。ただ、インフェルノ同様、3作目が一番突っ込みやすいし、脚本のネタ枯れを防がないと、ちょっと厳しい気もします。XーMENアポカリプスの3作目が一番駄作という言葉もありますしね。
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