作品情報 2016年日本映画 監督:三宅喜重 出演:織田裕二、吉田羊、原田泰造 上映時間:114分 評価★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2016年劇場鑑賞255本目
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【ストーリー】
バラエティ番組の人気放送作家、三村修治(織田裕二)はがんで余命半年と宣告される。気がかりなのは残される妻の彩子(吉田羊)と小学生の息子陽一郎(込江海翔)のことだった。
三村は、人生最後の企画として、妻を信頼できる相手と結婚させようと決意する。知人の結構相談所所長かおり(高島礼子)の協力を得て、理想の相手、伊東(原田泰造)を見つけ出すのだが…
【感想】
結婚って中学生の恋愛ではなくて、子作りとかが重要な課題になるじゃないですか。彩子と伊東が再婚した場合、2人の夜の営みとか、子供ができたらどうするのか、そういう発想がすっぽり抜け落ちて、ただ、残された妻を思う純愛というストーリーになっているのが気持ち悪かった。
三村とかおりのやっていることは、犯罪でしょ。伊東も二人に振り回され、よくきれないと不思議に思いました。三村をはじめ、修治の周りの登場人物が完全な聖人君子でドラマのために存在しているだけで、血の通ったキャラクターに見えないのですよね。ラストは余計、そう感じました。また、多感な時期の陽一郎も見知らぬ他人をいきなりパパですって、明日からいえますか?
修治のやっていることは独りよがりで、感動の押しつけ。こんなセンスじゃ、フジテレビ(関西テレビ)の視聴率がふるわないのもむべなるかなという感じです。「氷点下で涙は凍るのか」って、劇中のバラエティの内容もつまらなかったし、今さらカエル急便のような小ネタも寒かった。
織田裕二はテレビドラマ「IQ 246」で奇抜な演技をしているのとギャップが激しいけど、コメディ系なのでこんなものか。吉田羊は「グッドモーニングショー」の中井貴一の妻と演技があまり変わっておらず、見飽きた印象も。予告編で、あわないかなと思ったけど、好みの織田裕二主演なので行きました。でも、自分にとって久々に時間の無駄で、途中退場しようと思ったほどでした。
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