作品情報 2016年イギリス、フランス、アメリカ映画 監督:シャロン・マグアイア 出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、パトリック・デンプシー 上映時間:123分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2016年劇場鑑賞260本目
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【ストーリー】
ニュース番組のプロデューサーに出世したブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)だが、前作で結ばれたマーク(コリン・ファース)とはとっくに破局し、43歳の誕生日の夜も、自宅で一人寂しく過ごしていた。
こんなことではいけないと、ロックフェスに行きイケメン探し。そこで知り合ったイケメンアメリカ人のジャック(パトリック・デンプシー)と一夜をともにする。その1週間後、ひさしぶりにマークと落ち着いて話したブリジットは、マークが離婚することを知り、思わずベッドイン。その3カ月後、妊娠が発覚する。マークもジャックも自分が父親だと思い込み大喜び。果たして本当の父親はだれで、3人の関係は…
【感想】
もうかなり前にみたので前作はほとんど忘れかけてましたが、1作目2作目の恋敵役、ヒュー・グラントがいきなり遺影で登場。世界中から彼にナンパされた女性が集まるというブラックジョークな場面からスタートします。彼の代わりにパトリック・デンプシーが投入されたわけですが、大人しいイケメンであり、ヒュー・グラントよりはかなり抑えた関係になった気がします。
また、過去作の回想がところどころでてきますけど、さすがにレニーのおばさん化は否めず、だからこそ、等身大のアラフォー女性の恋として、観客が受け入れやすいのかな。それでもずっとラブコメを続けてきたマークはともかく、ジャックが彼女のことを好きなのは不思議な気がします。
そうはいっても、デンプシーもベテランであり、中年男女の繰り広げる三角関係は結構笑えます。マークが相変わらずの堅物なので、スマートなジャックとの対比もはっきりしていますし。シングルマザーに関する感覚が日本と違うかもしれませんが、産婦人科医(エマ・トンプソン)を巻き込んで、双方にパパと思わせるテクニックなどは思わず吹き出してしまいました。
ただ、ラブコメ部分は大方の想定通り楽しく見えましたが、仕事の部分でも若くて嫌みな女上司の登場などがあったのに、最終的には忘れ去られてしまったのはちょっともったいない。仕事のほうもなんかオチがあればよかったかも。また、多様な家族がある世の中を象徴しているので、いっそのこと多夫一妻制とか思い切った家族を提示しても、それはそれで楽しめたかな。いずれにしろ肩の凝らないラブコメなのでした。
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