2016年12月06日

ガール・オン・ザ・トレイン

 アル中の女性が電車の中から見た風景は真実なのか。女性向けサスペンスのベストセラーの映画化で、謎解き自体は面白いですが、映像化するとミステリー映画としては、ちょっとアンフェアかも。

 作品情報 2016年アメリカ映画 監督:テイト・テイラー 出演:エミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネット 上映時間:113分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズスカラ座 2016年劇場鑑賞274本目



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 【ストーリー】 
 レイチェル(エミリー・ブラント)は最愛の夫トム(ジャスティン・セロー)と離婚して、今はアルコール中毒のようになっている。ニューヨーク郊外の線路沿いに住んでいるトムと新しい妻のアナ(レベッカ・ファーガソン)の理想の夫婦ぶりを電車の中から見るのが、日課になっていた。

 ところが、ある日、トムの家のベランダで男と女が抱き合っているのを目撃してしまう。ショックのあまり、電車を降りてトムの家に向かったレイチェルだが、途中で記憶を失い、気付いたら自宅で血まみれになっていた。さらに、トムの家のベビーシッター、メガン(ヘイリー・ベネット)が行方不明になったことをしる。メガンの写真から、トムの家で抱き合っていた女性が彼女だとわかったが男の方はよく見えなかった。果たして自分が記憶を失っている間に何が起きたのか…

 【感想】
 前半はレイチェル、アナ、メガンそれぞれの視点から、NY郊外に住むいっけん裕福で幸せそうな女性が、それぞれ心の奥に悩みを抱え、揺れている姿が告白されます。正直、みんな男に頼りすぎで、アメリカでも夫の意見がこんなに強いのかというのはちょっとびっくり。こんなに美人だったら人生好きなように生きられるだろうに、もったいないなあ。ある意味、男に依存しているからダメなんだろうなあ。だから女性の自立の大切さを訴えている作品ともいえましょう。

 なかでも、レイチェルはアルコール中毒のため、記憶が飛んでしまう。そのため、自分自身も何が起きたかはっきりしません。また、トムの家をじろじろみていたため、アナからはストーカーだと決めつけられます。さらに、レイチェルは事件の謎を解こうと、メガンの夫のスコット(ルーク・エヴァンス)に
近づいたことで、警察からも、事件に関係がある不審人物とみなされました。

 ちょっとアンフェアなのは、レイチェルの記憶として出てくる映像が、アルコールの影響が醒めると、別の映像になることです。ミステリーとしての謎さは増すのですが、謎解きと考えると、今まで見ていた光景ががらりと変わるのは、いかがなものかと思ってしまいます。それでも、荒涼とした郊外の風景は、サスペンスによく似合うな。

 エミリー・ブラントは遠目は美人なのだけど、アル中で近づいたらびっくりするほど肌は荒れ、目つきもうつろで年とったようにみえて、さすがに役作りはうまいなあ。レベッカ・ファーガソンとヘイリー・ベネットが似たようなタイプの美人ですが、二人とも生活に疲れており、やはり精神の衰えは容貌にも影響すると思った次第です。
posted by 映画好きパパ at 06:58 | Comment(0) | TrackBack(7) | 2016年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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