作品情報 2016年アメリカ映画 監督:フェデ・アルバレス 出演:ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、スティーヴン・ラング 上映時間:88分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2017年劇場鑑賞13本目
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

にほんブログ村
【ストーリー】
荒廃した町デトロイト。ロッキー(ジェーン・レヴィ)、アレックス(ディラン・ミネット)、マニー(ダニエル・ゾヴァット)の10代のチンピラ3人は、空き巣をして小金をくすねながら、町からの脱出を夢見ていた。
ある日、マニーが町外れに住む盲目の老人(スティーヴン・ラング)が大金を自宅に隠しているという情報を手に入れる。夜中に老人の家に忍び込んだ3人。簡単な仕事に思えたが、老人は元軍の特殊部隊の隊員で、闇の中で3人に恐怖が迫る。
【感想】
老人を主人公にして、泥棒を返り討ちにすれば、「ホーム・アローン」はじめ、いくらでも転がっている題材ですが、視点は強盗側にあります。そのため、真っ暗の中でも行動できる盲人が、どこから攻撃してくるか分からない怖さもあります。いくらチンピラで目が見えると言っても、暗闇の中では元特殊部隊の老人にはかないません。
さらに、老人も実はちょっと精神的におかしいということが分かってきて、自分たちの命の危険もあるということがわかってきます。タイトルの通り、息づかいで居場所がばれてしまうので、ロッキーたちに感情移入すればドキドキものでしょう。
しかし、あまりにロッキーがクズなので、僕は老人側を応援してしまい、さっさとやっつけろ、イライラするなと、むしろ狩りをみている感じで、楽しく見られました。気持ち悪いシーンが一カ所あるのだけど、その場面でも正直、ロッキーの自業自得だと思ったし、あっさりとやられなかったのはちょっと不満かも。
ラストも今一つ。それでも、突っ込みながら楽しく見られたので、入場料の元はとれたと思います。これだけスマッシュヒットすると続編を考えているのかなという気もします。そのうち、老人がフレディとかジェイソンなみのホラーアイコンキャラになる日もくるかもしれません。
【2017年に観た映画の最新記事】