2017年02月12日

恋妻家宮本

 ベテラン脚本家の遊川和彦の初監督作品。中年期の夫婦の危機を描いていますが、原作が重松清ということで、非常にハートウォーミングなストーリー。遊び心たっぷりのエンディングロールも◎。

 作品情報 2016年日本映画 監督:遊川和彦 出演:阿部寛、天海祐希、菅野美穂 上映時間:117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2017年劇場鑑賞24本目 



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 【ストーリー】
 50歳の宮本陽平(阿部寛)は優柔不断で、同じ年の妻美代子(天海祐希)にあきれられてばかり。そんな陽平は一人息子の正(入江甚儀)が結婚して家を出た夜、本にはさんであった離婚届を発見する。そこには美代子が署名していた。

 動揺した陽平は、通っている料理学校の同じ班の五十嵐(菅野美穂)と門倉(相武紗季)に相談するが、はっきりとした答えは出てこない。勤務先の中学校でも難題が降りかかり、困ってしまった陽平は…

 【感想】
 阿部が久々に気弱な中年男になり、強気だけど内心は弱いところがある天海との息もぴったり。長年連れ添ったらこそ、言い出せないこと、聞けないことがあるというのはリアルですね。さらに、善人だけど弱いがゆえにトラブルに巻き込まれているというのは身につまされます。

 けれども、「正しさがあっても優しさがない」という陽平のセリフは、世知辛い現代社会にはぴったりの言葉だと思います。何かというと他人のミスをあげつらうのではなく、優しさで包み込む、そんな家庭こそが、日だまりの太陽のような心地よさを醸し出すのでしょう。

 脇役も豪華で、菅野がいつものイメージとかわって、クールな若奥さん役というのは意外でした。夫役がいかにもというのは笑ってしまいましたが。悩む陽平をみて、結婚に対する幻滅をする相武も、最近癖のある役が多かっただけに、かえって新鮮かも。また、中学生たちのみずみずしさは、単調になりがちな物語にアクセントを加えます。しっかりした委員長タイプの紺野彩夏は初めて見た女優だけど、今後が楽しみ。

 全体的に予定調和でぬるい雰囲気がただよいます。それでも、懸命に生きている大切さというのが観客に素直に伝わってきます。疲れているときに癒される作品といえましょう。
posted by 映画好きパパ at 06:51 | Comment(0) | TrackBack(3) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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