2017年03月07日

ラ・ラ・ランド

 面白かった!! アカデミー賞受賞など大変評価が高いのもわかります。ストーリー、歌、ファッションすべてが2時間、映画の夢と魔法の国につれていってくれて、見終わった後、サントラを早速購入。頭の中を曲がぐるぐるまわっています。

 作品情報 2016年アメリカ映画 監督:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ 上映時間:128分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2017年劇場鑑賞39本目




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 【ストーリー】

 ロサンゼルス。女優を夢見ながらオーディションに落ちっぱなしのミア(エマ・ストーン)と、売れないジャズピアニストだが、いつかは自分の店を持つ夢があるセブ(ライアン・ゴズリング)。


 クリスマスの夜、オーディションをまた落ちて、失意のまま夜の町を歩いていたミアはピアノの美しい旋律を聴き、1件の店に入る。ピアニストのセブは、店主(J・K・シモンズ)に命じられたジングルベルなどを弾くのに飽き、好きなジャズをひいて、クビになったところだった。2人はやがてパーティーで再会する…


 【感想】

 映画の冒頭、渋滞のフリーウェイで偶然出会う2人。渋滞にうんざりしているドライバーが一人また一人と外に出て、ダンスをはじめるシーンは文字通り鳥肌かたちました。これだけのダンサーの見事なリズム感覚となめらかな肉体美。アメリカのエンターテイメントの底力というのをまざまざと感じさせるし、日常とは別の映画の世界に入ったことを教えてくれます。


 続いて、ミアとセブのうまくいかない日常。ウエイトレスをしながらオーディションをうけているミアは、クレーマーに怒られたり、客とぶつかってコーヒーが大事な衣装にこぼれてしまったりとついていないことばかりです。一方、セブも店を出すために貯めたお金を詐欺でだまし取られてしまい、貧乏のどん底。せっかくありついたレストランでのピアニストも、自分の好きな演奏をしたため、すぐにクビになってしまいます。


 しかし、ラ・ラ・ランドとは、ロサンゼルスであり、夢をみる人々のことだそうで、どんなに苦しい状況にあっても、2人は夢のために必死でいきます。エマたち売れない女優仲間が原色のファッションでスカートを振りながら踊るシーンは、まさに、夢を見ることが輝かしいことを表しています。華やかなパーティーや、ロスの夜景を見ながらの2人の出会いなど、まさに夢見る人たちへの賛歌です。


 また、金持ちのビジネスマンを振って、金銭的には冴えないセブに走るミアは、イケメンだからというよりも自分も夢見た状態だから、生々しいお金の話しではなく、将来の夢を熱く語るセブを選んだのでしょう。天文台で星に向かって飛び上がるシーンはまさにその象徴でした。


 しかし、中盤から徐々に現実が浸食していきます。女優になりたいといってオーディションにおちたままでは、年をとるだけ。一方、セブはピアノの才能を認められますが、売れるためには自分の嫌いな音楽を演奏していかなければならない。さらに、2人は仕事を優先すれば、相手と過ごす時間はない。逆に、恋愛を優先すれば仕事での夢をかなえられない。果たしてどうすれば良いのか。


 実は、このあたりから見ているこちらもテンションが落ちてきました。だって、自分自身だって今の生活が子供のころに夢見たものかというと全然違って、妥協の連続だったわけです。楽しい映画を見に来たはずなのに、そんなことをわざわざいわれなくてもいいじゃないですか。


 ところが、わずか31歳、「セッション」で世界をうならせたデイミアン・チャゼル監督はここで、大がかりな魔法をみせてしまいます。ラスト10分で、それまでの世界がまさに一変。素晴らしいシーンの連続に思わず涙がこぼれていました。セッションでは音楽の厳しさを描いていましたが、こちらは音楽の素晴らしさを満喫できます。


 エマ・ストーンはもともと舞台のミュージカルでデビューしたため、なんなく役をこなしています。終盤の一人で歌うシーンは、なんと一発どりだったそうで、その緊張感やみているこちらまで伝わってきます。オスカー受賞の大女優なのに、特徴的な目のせいもあり、華やかさ、美人さよりも親しみやすい要望というのも、この作品にぴったり。


 ライアン・ゴスリングは「グッド・ガイズ」とは180度違った、チョーイケメン。繊細な演技の数々、セリフでなく目で表現する場面は、本当に感動しました。ピアノも猛特訓したそうです。この2人は以前にも恋人役で共演しており、本作でも息がぴったりでした。


 ミュージカルというと、日本では敬遠されるむきもありますが、歌の場面はそれほど多くないし、ストーリーは万人受けするだろうから、ぜひとも音響のいい映画館で鑑賞されることをお勧めします。ミュージカル好きにも、ミアがバッグからタップシューズを出してはきかえるなど、ニンマリするシーンもあります。予告編はたいへん良いできなのですが、できれば、見ないで映画館に行き、終わってから予告編を鑑賞したほうが良いと思います
posted by 映画好きパパ at 06:52 | Comment(0) | TrackBack(22) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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