作品情報 2017年日本映画 監督:河合勇人 出演:広瀬すず、天海祐希、中条あやみ 上映時間:121分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日本橋 2017年劇場鑑賞49本目
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【ストーリー】
福井中央高校に進学したひかり(広瀬すず)は、サッカー部に入ったあこがれの同級生孝介(真剣佑)を応援しようとチアダンス部に入部する。しかし、顧問の早乙女(天海祐希)のあまりのスパルタぶりに先輩達は全員退部。素人だらけの1年生で部活をすることになった。
唯一の経験者、彩乃(中条あやみ)が部長となり、早乙女の厳しい指導にもついていくひかりたち。やがて、一曲通して踊れたことで、チアダンスの楽しさをしり、廃部にしようとする教頭(緋田康人)の圧力をはねのけ、部員たちは団結する。早乙女は「全米制覇する」という夢をぶちあげるのだが…
【感想】
超売れっ子の広瀬すずらしく、本作でもまばゆいばかりに輝いています。ダンスは素人だった彼女が、仲間との友情や厳しい特訓で成長していく姿はみていて楽しい。もちろん、物語として起伏となる挫折や、本当の一流になるには見せかけだけの傷のなめあいではいけないということもばっちり描かれます。
さらに、ひかり、彩乃だけでなく、一人で踊って笑顔をしらなかった唯(山崎紘菜)、デブで厳しい家庭環境に置かれている多恵子(富田望生)といった他の主要メンバーにも、キャラ立ちさせるようなエピソードが盛り込まれていてあきさせません。それぞれが精一杯、青春を生き抜いてくると言う気持ちよさが伝わってきます。
何より素晴らしいのが、若さが躍動したともいえるダンスの数々。定石通り大失敗する序盤のあとは、中盤、終盤それぞれで工夫してみせており、クライマックスは本当に息をのむほどの素晴らしさ。見ているだけでワクワクしてきます。
タイトルでネタバレしているわけですが、ラストの全米大会での放送席の掛け合いは、アメリカの女子大生の合唱映画「ピッチ・パーフェクト」のオマージュでしょう。こういうニヤリとさせる描写も随所に盛り込まれているのも良かったです。
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