作品情報 2016年日本映画 監督:村上正典 出演:川口春奈、山崎賢人、戸次重幸 上映時間:120分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2017年劇場鑑賞50本目
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【ストーリー】
高2の春休み。祐樹(山崎賢人)は学校の図書室で転校生の香織(川口春奈)の図書カードを拾い、さらに電車に忘れた本を渡したことから、話しをするようになる。だが、新学期、同じクラスになった香織は、祐樹のことをまったく覚えていないようだった。
香織の笑顔に一目惚れした祐樹は、「友達になってください」と頼むが、あっさり「無理」と断られる。それでもめげない祐樹に、担任の井上(戸次重幸)から、香織が記憶障害で毎週月曜日になると前週の記憶がリセットされることを明かされ、そっとしておくように言われる。だが、祐樹は記憶を忘れてしまうのならば、交換日記をして、2人の思い出を記憶に残そうと思いつく。
【感想】
「君の名は。」ではスマホでしたが、本作では手書きの交換日記とずいぶん古風。スマホでも可能かとおもうのですが、やはり手書きのほうが誠意が伝わるということなんでしょうかね。それでも、交換日記が始まり、2人の関係が動き出すというのは王道だけど、ほほ笑ましい。
さらに、記憶障害になった理由や、後半の展開は日本の青春映画ぽいし、一ひねりもしてあるのでドキドキしながら見ました。ラストのシークエンスは完全に僕の好みです。最近の青春映画にしては珍しく、香織の両親(甲本雅裕、国生さゆり)の心情がきっちり書き込んであるのも好感度アップ。
そして、図書館、文化祭、屋上での弁当といった青春映画のアイテムに、いじめや友情といったスパイスがうまく盛り込まれている泉澤陽子の脚本もウェルメイドだけど手堅く良かったです。祐樹の親友・将吾(松尾太陽)、幼馴染みで祐樹に好意を抱きつつも香織にもやさしい沙希役(高橋春織)といったフレッシュな脇役も好感度が高い。
川口春奈、山崎賢人とも22歳で、そろそろ高校生役は見納めかな。青春映画の主要キャストとして美男美女の組み合わせなので、ちょっと惜しいかも。また出番は少ないけど、やはり22歳の伊藤沙莉もでていて、ちょっとびっくりしました。
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